ローノーマルRD

Tomac Automatic 120 を2号機として購入し、RD-M980 を取り付けたため、1号機と RD の操作が一致しなくなってしまった。1号機のRDは、RD-M775-GS で、ローノーマル。2号機の RD-M980 はトップノーマル。1号機のシフトアップ操作が、2号機では逆になるということだ。これではあまりにも不便なので、やむを得ず1号機のRDをトップノーマルタイプへ変更することにした。
機械的には、ワイヤーテンションを下げて小さいギアの方へチェーンが脱線する方が合理的なのかもしれない。FDのトップノーマルなど、今やどこも販売していないし。
ただ、親指でレバーを押したらコギが重くなる、という点では、ローノーマルRDの方が理にかなっている。「下から上に移動するのだから力が必要なのは当然、だからトップノーマルの方が自然」という理屈はどうでもよく、単に左右の手の操作が一致すればいいだけ。これは、最初に乗ったロードバイクで感じたことだ。

ちなみにそのバイクは、1960年前後の製造で、プジョーのフレームにカンパニョーロのレコード一式が取り付けられていた。前後ともフリクション変速で、変速位置決めは勘と経験で行うというもの。その後乗ったミヤタのスポルティーフはシマノ105フルセットで、リアにSISが付いていて大変感激した。さらに、ブレーキワイヤーをハンドルに沿わせて取り付けることができた!これも骨董品のプジョーからすると驚くべき進歩だった。105は、色もやや緑が混ざった銀で、非常にいい感じだった。

ローノーマルRDは、シマノのMTBデュアルコントロールレバー向けに開発されたため、その廃止とともに姿を消すことになった。これをラピッドファイアレバーで使うと結構具合が良いはずなのだが、RDのトップノーマルはあまりにも歴史が長く、その習慣を覆すのは非常に困難だったのだろう。

2011/02/15 追記
実のところ、XT のデュアルコントロールレバーは、減速しながらシフトダウンができないという点で、やはり使いづらかった。また、シフトレバーがでかいので、1段ずつのシフトアップが妙にしづらいのも問題であった。ハンドルバー周辺はクランプ1個ですむので良かったが、それも980系 XTR を、I-SPEC で組めば解決。さらに980系はデザインが洗練されていてかなり良いし。

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