2015年7月18日土曜日

タイヤレスリムに換装

Aaron Gwin さんのタイヤレス走行で有名な、DT Swiss EX471 へ換装してみた。ホイール組みが久しぶりだったにもかかわらず、基礎を復習していなかったため、スポークホールの向きと逆にスポークを通したり、1つ遠いフランジ穴を使ってむちゃくちゃになったりと、色々と問題が発生した。自分の曖昧な記憶など当てにならないことがよく分かった。


このリムは、専用の「PHRワッシャー」と「Squorx Pro Head ニップル」の組み合わせが必須となっている。DTの注意書きによると、軽量化のためにリムが薄くなっているため、このワッシャーなしではリムが破損する恐れがあるとのこと。
何度もやり直す際に、このワッシャーがひどく鬱陶しく感じられる。潤滑のため、マシーンスプレーをぶちまけてから取り付けたため、ニップルを外すとリム内部にワッシャーが張り付いて残る。それをうまいことスポークホールから取り出すか、さもなければはたき落としてバルブホールに集めてリムを振り、カラカラカラカラ出てくるまで頑張る。

とはいえ、それ以外の作業はかなり楽である。特に、Squorx のトルクスヘッドを回すための専用レンチ(DT Proline Nipple Wrench)がほどよく嵌合し、ニップルをスポークホールに挿す際に取り落とす心配がほとんどない。もっとも、サイズが合えばこれでなくとも良いのではあるが。
組み立ての際はこのレンチだけあればOK。回すのも微妙な力加減もしやすい。通常のニップルだと、爪楊枝か何かをねじ込んでいたが、その必要もない。

組み立て後の調整は、リムテープを貼ってしまうと従来型のニップルレンチを使うことになる。それについても、DT の Classic Nipple Wrench が非常に使いやすい。

同じ会社の工具だから当然なのだろうけど、Park Tool とか他社のニップルレンチと比べると、DTのニップルには素直にはまり、力もかけやすい。もっとも、Park Toolなんかは製品の精度が低いのでそもそも比較にならないが。おまけに品質管理もザルだし。


リムの表面はショットピーニングと陽極酸化処理が行われているようだ。Notubes の光沢処理も良いが、これはこれで気に入った。
そして、Mavic や Notubes に見られるような溶接痕が見当たらない。かなり念入りに仕上げをしているようで、初めからこの形状に成形したかのようである。

今回もDT Competition の白を4本混ぜた。ERDは Flow Ex と同じ537mm、Squorx は15mmなのでスポークは短くするのか?と思ったらそうではない。
15mmというのはニップルの全長のことで、リム表面からの突き出し量は12mmと同じになるため、Flow Ex で使用していたスポークがそのまま使える。

DT にはこの件を問い合わせたのだが回答がなく、どうしようかと悩んでいたところ、こちらのサイトが見つかった。製品の品質はかなり良いDT Swiss だが、顧客対応は今のところハナクソレベルである。

ちなみに、このリムは、日本ではミヤタで取り扱っている。2015/7/18時点で26インチだけだが、価格が驚きの6800円。注文からのリードタイムは分からないが、海外ショップがどんなに頑張っても、日本で買った方が安い。

これだけ安くて高品質なリムなのに、日本での採用事例が今ひとつのようだ。やはりワッシャーを入れなきゃいけないのが面倒で敬遠されているのか?単に知名度が低いだけ?
日本におけるSquorx ニップルの取り扱いは不明。これじゃ客に頼まれたってやりようがない。


[2015/07/21 追記]
Spokes Calculator で、Squorx の選択が可能になった。8月にSpokes Calculator 更新の知らせが来た。認証のみ引き継ぎ、その他は全削除とのこと。

2015年7月5日日曜日

長瀞でどろんこ遊び

スマホで撮影
半年ぶりくらい(?)に長瀞ツアーで走って来た。梅雨の最中で開催が危ぶまれたが、主宰の英断によって開催の運びとなった。

とはいえ、連日の雨のため、路面がそれなりに湿っており、いつもの高速メンバーでありながら、この日は今までにないくらいのスローペース。普段は冷や汗をかきながらついて行くのがやっとな私であるが、今回に限ってはほぼ自分の技量範囲で、路面の変換を感じ取りながら走ることができた。チェーン落ちはもちろん皆無。

唯一残念だったのは、リアタイヤが1本だめになったことである。
ガレ場に入る前かガレ場の途中か覚えていないが、どこかで小石か何かで穴が空き、それに気づかず50cm位の段差でリアから着地したところ、普段のリム打ちとは異なる感触があり、出口に着いたときにはタイヤがブカブカになっていた。

考えてみれば、こんな路面状態なのにも関わらず、ドライコンディションみたいにタイヤがグリップしていたので、その時点でおかしいと思うべきであった。

空気を入れてもらって確認したところ、ビード付近に長さ3mm位の裂け目から盛大に空気が漏れ、シーラントでは塞ぐことができない。やり慣れていないやらなくても良い、ちょいジャンプでとどめを刺してしまったようだ。

主宰から軍手を借り、シーラントでどろどろになりながらチューブを入れ、35PSIで走ることに。「軍手を借り」と書いたが、正確には「借りて、シーラント漬けにして汚したまま返した」である。


翌日、リムを子細に確認したところ、ほんの少々塗装の剥がれ程度の傷が付いていた。縦横の振れはこのホイールを組み立てたときと変わっていなかったため、軽くバリを取って終了。2本目にしては意外とうまく組めているようである。まあ、リムが丈夫ってのが大きいのだろうけど。
それにしても、あのガツンとした着地は非常に良くない。



どろんこ遊びをすると、その後の後始末が面倒だ。現地では荒川でそれなりに洗っておいたが、それでもあちこちに詰まった泥は取り切れない。FDをリリースすると乾いた泥がばらばらと落ちてきた。水に泥とチェーンルブが混ざって、チェーンから墨汁のような液が垂れて床を汚した。

ホイール前後、クランク、BB、シートポスト、ブレーキパッドを外し、目に付く汚れの大半を落とした。川にホイールを浸けたせいで、リム内部に水がたまっていた。リムテープは貼り直しになるが、ちょっと事情があるので、これは剥がしたまま放置。
で、今このような状態。

チェーンも洗浄したので、走る前よりきれいになった。フォークは外していないが、Cane Creek の 110シリーズは "Dual-Seal" クラウンレースがあるので、なかなかベアリングまで汚れが入ることはない。さすがCane Creek、スレッドレスヘッドセットの元祖である。