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2013年1月5日土曜日

BL-M988とBL-M985について

下手乗りで転倒し、レバーが傷物になったBL-M988
発売とほぼ同時に購入してから使い続けているBL-M988、その制動力には十分満足している(写真は以前の投稿から使い回し)。先日の走り初めでBL-M985を触らせてもらったところ、サーボウェーブの引っかかり/抵抗がなく、レバーを引く力も少なくて済むような感触だった。

シマノはサーボウェーブを推しているようだが、Avid Elixir なんかから乗り換えるには向いていない印象だ。サーボウェーブがないM985は、レバーを引いた分だけリニアにピストンが動き、ブレーキのきき具合が比較的分かりやすい。雑誌やネットで書かれていたことをようやく実感することができた。

私は形と色で選んだのであるが、山ではサーボウェーブがない方が使いやすそうである。夜中にコンクリ上でやるコソ練で前輪をロックしたい場面でも、私ごときの技術では、M988とM985の制動力差はほとんど影響しなさそうだし。

サーボウェーブの独特なタッチが嫌いな人、他社のブレーキから乗り換えたい人、普通にブレーキングしたい人、そういった人には BL-M985 がお勧めである。

2012年2月18日土曜日

リハビリテーション(2), with Slackline 853

リハビリテーション第2弾として、今回は、ハードテールの Stanton Bikes Slackline 853 で走ってきた。

仕事の疲れがちょっとたまっていたためか、登りはちときつかったが、それでもなるべく歩かないようにしてみた。先週乗ったフルサスの Tomac Automatic 120 に比べると、(しつこいようだが)HTでの登りは難しい。サドルから腰を浮かせつつも、荷重が抜けすぎないように。これを、体力を消耗せずにやるにはどうしたらよいのかわからない。そこが当面の課題だ。

で、走ったのは元旦の走り初めと同じところ。処分場を回り込んで終点の竹林に向かう、非常に走り応えのあるルートである。MTBのパーツはほぼ同じだが、今回はサドルを登り向けの高さから変えずにいけるかどうか試してみた。結果、多少玉を打つことはあったものの、下りでケツを引く必要があることから重心が後ろになって、前ブレーキをためらいなく使うことができ、リアを1回もロックせずに走ることができた。急斜面で岩がごろごろしているようなところは難しいかもしれないが、このルートなら今後もこれで行くのが良さそうだ。
もっとも、こういう技術はたぶん常識で、人によってはそんなに後荷重にしなくても前ブレーキをうまく使えるのだろう。

前ブレーキを使う(使える)ようになって気づいたのは、BL-M988/BR-M985 の使いやすさだ。本当に少ない力で適切な制動を得られる。前世代(BL-M775とか)のときは、ブレーキレバーを引くという動作が常に意識にあったのだが、BL-M988は「速度を落とす」「止まる」という一連の動作の中で指を引いたらそこにレバーがあった、というような感じ。指1本で操作できる点が大きいのかな。

次回は、下りでMTBの性能に頼りすぎない走り方を意識してみよう。


そういや、今日もチェーン落ちが1回もなかった。K-Edge DIRT-3 の効果もあるのかな。Automatic は何度も落ちているので、そっちは要調整かな。


[2012/02/25 追記]
リアタイヤ(Continental Mountain King II UST)を見たら、ノブとノブとの間に刺し傷と切り傷が見つかった。対して深くもないのでエア漏れにはつながっていないようだが、ノブはまだまだ使える状態なので、何とかパンクせずに使っていきたい。

2011年3月1日火曜日

ようやく、Automatic 120 でトレイル

写真を取り忘れた...。
週末にトレイルを走ってきたが、カメラを持って行かなかったので写真はなし。

いままでHTしか乗っていなかったので、他のフルサスとの比較ができないのが残念。
膝が楽、疲労が少ない、登りで滑りにくい、など、当然すぎる感想しかない。ペダル込み13kg程度なので、トレイルにおいては走りの重さはまるで感じない。

舗装路ではリア160mmが効きづらい印象だったので、ローターは前後180mmでいったが、意外なほどリアがスリップしたので、次回は160mmで行く予定。フロントは180mmのまま。ちゃんとブリーディングすると、このブレーキは小さな力でしっかりと効いてくれる。775系 XT に比べると力がかけやすいのかな。


バイクの性能は上がった、後は乗り手の性能だけだ...。むしろこれが一番の問題だろうな。

2011年2月25日金曜日

マカスキルさんも M980系 XTR

Danny MacAskill | Bike Check から。
この橙色のバイクの前後のブレーキは、なんと BL-M988/BR-M985(フィン付きメタルパッド) となっている。いままでは810系Saint をフロントだけに使っていたみたいだが、980系XTRの制動力は、トライアルバイクにおいてはどうなんだろう?Saint の対向4ピストンに対し XTR は 2ピストンだし。ローターは前後とも 203mm っぽい。リアホイールは、リムブレーキ対応となっているので、検証中なのかな。
本文では「ダウンヒルパーツ」と書いてあるが、980系の988番XTR はトレイル向けのはずで、ダウンヒルにはやっぱり Saint だろう。
うーん、しばらくは目が離せない。

[2012/04/24 追記]
最近のビデオを見ると、前後ともディスクブレーキを使用しているが、980系XTRブレーキは inspired ではあまり使用していないようだ。

2011年1月23日日曜日

BL-M988 のブリーディング

前のシリーズ(7系)に比べると、ブリーディングはかなり楽になった(写真は BR-M985)。説明書通りに作業すればそれでOK。誰でもできる(RockShox Boxxerみたいに「友達」がいなくてもできる)。
でも、誰かの役に立つかもしれないので、1つの例としてここに公開してみる。基本的な手順は取説と同じ。
以下の作業は「ブリーディング」のみ。ホースへのオリーブ取り付け等は済んでいる前提で。

なお、制動装置の整備不良は他人を巻き込む大事故の原因になるので、試走だけでなく走行前には必ず点検すべし。また、この記事を含め、当ブログを読んだ結果発生したあらゆる事象については各自の責任である。

準備するもの
  • 付属品全部(ミネラルオイル、透明チューブ、ビニール袋)
    レバーを左右別で買った場合、付属品はありません。セット価格が左右別の価格より高いのは付属品の分の差額です。
  • メガネレンチ(7mm)
  • 専用じょうご(SM-DISC)
  • シリンジ(KTC フルード吸入器など)
  • 面ファスナー(幅20mmくらいのマジックテープ)
  • クッキングペーパー(紙)

手順
  1. キャリパーからパッドを取り外し、ブリード用スペーサーを取り付ける。
  2. レバーからブリードスクリューとOリングを外す。
  3. SM-DISC をレバーに装着。栓を外す。
  4. ミネラルオイルを満たしたシリンジにチューブを着け、ブリードニップルにつないだらゆっくり注入。「ゆっくり」が大事。急いでやると、 オイルがより多くの気泡を巻き込みやすくなるので、なるべくゆっくりと。どっちにしろ巻き込むけど、少ないに越したことはない。
  5. SM-DISC にあふれるオイルに気泡が混じらなくなったら注入を中断、ブリードニップルを閉じる。
  6. チューブからシリンジを外し、ビニール袋に付け替える。シリンジや容器に残ったオイルをSM-DISC に満たす。
  7. ニップルを閉じた状態で、ブレーキを目一杯握る。この状態で 0.5 秒くらいニップルを解放し、キャリパー内のエアを抜く。これを数回繰り返せば、普通はがっつり効くブレーキになる。
  8. ブリードニップルを完全に閉じて、SM-DISC に栓をし、レバーから SM-DISC を外す。
  9. オイルをあふれさせながら、ブリードスクリュー+Oリングでレバーのふたを閉じる。
  10. このまま1日以上、レバーを上にして放置、時々キャリパーからレバーへ向かって順に、歯ブラシの柄などでひっぱたき、エアの移動を促すと良い。
  11. シリンジにオイルを半分くらい入れ、ブリードニップルにつなぐ。
  12. レバーを操作し、レバーのマスターシリンダー内のエアを抜く。
  13. ブリードニップルを緩め、キャリパーから気泡が出てこなくなるまでシリンジをゆっくり引く。
    このとき、レバー側からエアを吸い込まないように注意!
  14. 念のため、シリンジからキャリパーにオイルを送り、マスターシリンダー内のエアを排出してみる。

一人で作業している時は、 7 の作業が難しくなるので面ファスナー(または太めのゴムバンド)を使う。 10以降はおまけ。やらなくてもいい。

シリンジとじょうごは、レバーにもキャリパーにも付属してないので、別途購入が必要。
シリンジはシマノ純正でもいいが、サードパーティ製品(KTC フルード吸入器など)で代用できる。
じょうごは説明文中の「SM-DISC」で、これは代替品がない。このじょうごは、BL-M988(BL-M985)のふたに合うようなねじ切りがしてあってさらにOリングと便利な栓がついている。代替品を探してもたぶん存在しないと思う。こちらは数100円なので純正品以外の選択肢がなくても問題ない価格。
キャリパー側でブリードスクリューを使う手順もあるが、最後にキャリパー側でも「オイルをあふれさせながらイモねじを締める」というのは私にとって余計な作業なので、今回は従来通りブリードニップルでやった。
気をつける点とすれば、ブリードニップルとチューブの接続くらい。こいつは下手にやるとオイル注入中に 外れて辺り一面オイルだらけになるので要注意(これは私がやってひどいことに...)。

ブリーディングは一度やっておくと仕組みが分かるし、面倒でもなかなか面白い作業だが、どうしてもうまくいかない人は、プロショップへご相談を。ちゃんとした店なら、料金に見合った仕事をしてくれます。
ちなみに、私が初めて油圧ディスクブレーキを取り付けた際、手がかりにしたのはシマノのマニュアルと整備書籍・ネット・サイメンのDVD。基本的にはシマノのマニュアルだけあれば事足り、それ以外の情報は自分の作業が正しいかどうか確認するために参照した。


なお、発売直後の BR-M985 はシールが甘い個体があり、ピストンからオイルが漏れるという事故が発生した。当然、パッドはオイル浸しで効きが大変悪くなり、ブレーキをかけるとオイルが焼ける香ばしいにおいが。シマノに交換を依頼したら、なんと大阪から中2日で代品が送られてきた。このサポートの良さはすばらしい。