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タイヤレスリムに換装

Aaron Gwin さんのタイヤレス走行で有名な、DT Swiss EX471 へ換装してみた。ホイール組みが久しぶりだったにもかかわらず、基礎を復習していなかったため、スポークホールの向きと逆にスポークを通したり、1つ遠いフランジ穴を使ってむちゃくちゃになったりと、色々と問題が発生した。自分の曖昧な記憶など当てにならないことがよく分かった。


このリムは、専用の「PHRワッシャー」と「Squorx Pro Head ニップル」の組み合わせが必須となっている。DTの注意書きによると、軽量化のためにリムが薄くなっているため、このワッシャーなしではリムが破損する恐れがあるとのこと。
何度もやり直す際に、このワッシャーがひどく鬱陶しく感じられる。潤滑のため、マシーンスプレーをぶちまけてから取り付けたため、ニップルを外すとリム内部にワッシャーが張り付いて残る。それをうまいことスポークホールから取り出すか、さもなければはたき落としてバルブホールに集めてリムを振り、カラカラカラカラ出てくるまで頑張る。

とはいえ、それ以外の作業はかなり楽である。特に、Squorx のトルクスヘッドを回すための専用レンチ(DT Proline Nipple Wrench)がほどよく嵌合し、ニップルをスポークホールに挿す際に取り落とす心配がほとんどない。もっとも、サイズが合えばこれでなくとも良いのではあるが。
組み立ての際はこのレンチだけあればOK。回すのも微妙な力加減もしやすい。通常のニップルだと、爪楊枝か何かをねじ込んでいたが、その必要もない。

組み立て後の調整は、リムテープを貼ってしまうと従来型のニップルレンチを使うことになる。それについても、DT の Classic Nipple Wrench が非常に使いやすい。

同じ会社の工具だから当然なのだろうけど、Park Tool とか他社のニップルレンチと比べると、DTのニップルには素直にはまり、力もかけやすい。もっとも、Park Toolなんかは製品の精度が低いのでそもそも比較にならないが。おまけに品質管理もザルだし。


リムの表面はショットピーニングと陽極酸化処理が行われているようだ。Notubes の光沢処理も良いが、これはこれで気に入った。
そして、Mavic や Notubes に見られるような溶接痕が見当たらない。かなり念入りに仕上げをしているようで、初めからこの形状に成形したかのようである。

今回もDT Competition の白を4本混ぜた。ERDは Flow Ex と同じ537mm、Squorx は15mmなのでスポークは短くするのか?と思ったらそうではない。
15mmというのはニップルの全長のことで、リム表面からの突き出し量は12mmと同じになるため、Flow Ex で使用していたスポークがそのまま使える。

DT にはこの件を問い合わせたのだが回答がなく、どうしようかと悩んでいたところ、こちらのサイトが見つかった。製品の品質はかなり良いDT Swiss だが、顧客対応は今のところハナクソレベルである。

ちなみに、このリムは、日本ではミヤタで取り扱っている。2015/7/18時点で26インチだけだが、価格が驚きの6800円。注文からのリードタイムは分からないが、海外ショップがどんなに頑張っても、日本で買った方が安い。

これだけ安くて高品質なリムなのに、日本での採用事例が今ひとつのようだ。やはりワッシャーを入れなきゃいけないのが面倒で敬遠されているのか?単に知名度が低いだけ?
日本におけるSquorx ニップルの取り扱いは不明。これじゃ客に頼まれたってやりようがない。


[2015/07/21 追記]
Spokes Calculator で、Squorx の選択が可能になった。8月にSpokes Calculator 更新の知らせが来た。認証のみ引き継ぎ、その他は全削除とのこと。

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