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作業性の良し悪し

ねじ曲がったか、リッチー!
Ritchey WCS Trail は、ステム本体が220°で、ハンドルバークランプで仮締めしなくても、バーの位置決めが容易にできる。ボルトは裏から留める形式で、ちょっと作業がしづらいが、それほど面倒ではない。

フォークコラムをつかむ方のボルト穴は妙なオフセットのためにだいぶねじけて見える。Thomson など普通のステムの場合、取り付け時の目安をギャップ部分にしているのだが、このステムの場合はどうにもならない。これもまあ、慣れの問題で何とかなる。

WCS Trail シリーズの塗装は "Ritchey Blatte Finish" という。Blatte の意味がよく分からないが、フランス語だとゴキブリのことらしい。もしそうだとしたらあまり趣味の良い冗談ではないなあ...。「リッチー式ゴキブリ仕上げ」じゃあんまりだ。きっとほかの意味があるんだろう。そうに違いない。


で、Moots の新しいフレームに関するこんな記事が。この写真。
トップチューブと左シートステーに溶接されているこの部品は、ブレーキホースを通す穴。ブリーディングは、レバーとキャリパーを接続した状態で行うものだが、このフレームで作業するのは手間がかかりそうだ。ブリーディングを済ませた状態でホースを取り外せる製品は存在するが、この穴を通すのは無理そう。
シマノ製品であれば、(1) キャリパーにホースを接続する (2) シートステーからヘッドチューブへ向かってホースを通す (3) コネクティングインサートやら必要な部品をホースに取り付けてレバーに取り付ける (4) ブリーディングする という手順になるか。

先日ケーブル・ホースのルーティングを変更した際、いったん、トップチューブのクランプ(プラスチック製)をすべて外す必要があったが、このフレームではいったん決めたら最後まで変えないくらいの決意が必要だ。

どういう設計意図があるにせよ、私ならこの画像を見た瞬間に買う気が失せる。記事には「外してつけ直す、ブリーディングする、15分くらいだろ」なんていうコメントがあるが、オリーブは外さないと穴を通らないだろう(そもそもオリーブは使い捨て)。私など、外してからあれがないこれがないと大騒ぎしそうだ。


Slackline Ti/853/631, 4X をはじめとした Stanton Bikes製品はもちろん、ごく普通の設計なので、こんな不思議なことはない。安心してご購入を。

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