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せめてブレーキホースだけでも外装に

とにかくホース/ケーブルの内装にうんざりしているので、このたびようやく外装化を完了。Jagwire ブランドで出ている Stick-On Guides をトップチューブに、よく分からんメーカー(AliExpress でみつけた Problem Solvers のパチモン)のケーブルガイドをチェーンステーに貼り付け。

チェーンステーの方は回転部分が近いこともあり、念のためタイラップで補強。

これで1日長瀞ツアーを走ったが、特に問題なし。転倒したり何かに引っかけたりしてCクリップが外れたとき、トップチューブのマウントにはタイラップでの代用がきかないのが唯一の難点。予備クリップは携帯しよう。

余談だが、ツアー終盤でRDのスタビライザーが無効になった。後ろの方からやたらとパチャパチャ音がすると思っていたら、チェーンがチェーンステーを叩いていた音だった。

スタビライザー死んだと思い、帰宅して確認すると、カムユニットのボルトが限界近くまで緩んでいることを確認。
今までZee(RD-M640-SS)とXT(RD-M8000)を使ってこのようなことはなかったのだが、今回はBR-M985と同じく初物。また当たりを引いたのかも知れない。

翌日シマノに連絡したが、未だ使っているユーザーが少いために事例もなく対処方法が分からないとのことだった。一旦低強度緩み止めを塗布して様子見、再発したらシマノ送りにすることにした。

Stanton Bikes Switch9er Ti, latest setup

Stanton Bikes Switch9er Ti, size 18. I replaced the rims, tyres, seatpost, saddle, stem, handlebar, and crankset. Total weight is 12.5kg.
  • Rims
    DT Swiss XM481. I wanted to try wider tyres. Under Stan's Notubes "WideRight" concept, I chose 30mm inner width rims for 65-622 tyres.
  • Tyres
    Schwalbe Hans Dampf for front and Nobby Nic for rear, both 65-622 and Addix Speedgrip. Thanks to APEX reinforcement in the sidewall, I haven't experienced any pinch flat.
  • Seatpost & Saddle
    SDG I-Beam ALLOY MICRO 2014, lighter than Thomson Elite. I know Thomson is the best but the setup of I-Beam seatpost and saddle is lighter.
    Why no dropper post? Because I don't need it. I rode in a few months with Brand-X Ascend II post and I found that dropper didn't give me enough benefit for the weight penalty. Everybody doesn't understand this but it's okay, it's just a matter of preference.
  • Stem & Handlebar
    Race Face Turbine R 35 and Next R 35.
    Renthal bar is good but the colourway doesn't match my taste very much.
    Actually, the stem is Easton(corrupted by Race Face) Haven 35 and the bar is SixC 35. The differences are only the labels.
  • Crankset
    The Rotor R-Hawk looked so nice and I liked it but it started creaking after a few average rides. And it's a bit heavy and supposed to be overpowered for my use.
    Hopetech Crankset is 645g with 30T ring, a bit lighter than the predecessor(711g). I also like the appearance(someone doesn't).
    I don't know why, but the name of the crankset is just "Crankset". It has no special name like "Pro4" or "Tech 3 E4". Hopetech product naming seems to be based on general nouns.

インターナルルーティングは残念

Switchback Ti が発表されたときから分かっていたことだが、実際にやってみると本当に残念だと感じるのがホース/ケーブルのインターナルルーティング。

こういうアルミ製の蓋が付いていて、
外すと、
こんな感じ。
白い汚いものはロックタイト(低強度)
内部のエッジが鋭いため、慎重にホース/ケーブルを引き出さないと、ホース/ケーブルの表面がひどく傷つく。
これは痛々しい。
「こんなになっちゃったんだけど、何か良い案はない?」と Stanton フロントマンの Stu に聞いたけど、自分の手順が間違ってるわけでもなく、妙案は得られなかった。面取りするのも狭すぎてかなり手間がかかりそう。
それでも次回やるときはヤスリで軽くエッジを落とすくらいのことはしてみよう。

ツールは、一応これを使用。
アマゾンで買って大して高くなかったと記憶してたんだけど、明細見たら9千円弱。超高え!

今回、ブレーキホースの予備がなくて使い回したせいで割とギリギリの長さだったんで、ホース用のツールは使用しなかった。
そのため、ツールなしでシートステーからホースを突っ込み、最後にトップチューブからホースを引っ張り出す際に少々難儀をした。
内部が暗くてよく見えないので、やむを得ず夜間走行用の装備で対応。
ヘルメットに装着したヘッドライトでクソ小さい穴を照らしながらホースの端を探り、2.0mmの六角レンチをホースの穴に引っかけてようやく引き出せた。

私の持っている技術が低いことが原因なんだが、技術が低くても誰でも簡単に作業ができるアウタールーティング最高!インターナルルーティングは残念過ぎてもう二度とやりたくない(やりたくないけどBL-M9120/BR-M9120を買ったらまたやる羽目に)。
ブレーキのエア抜きとかは、油圧ディスクブレーキという仕組みに合理性があって、作業自体にある種の達成感がある。しかし、インターナルルーティングには必然性も合理性も感じられず、やらなくて良いことに対して無為に時間を浪費しているとしか感じられなかった。

頭からケツまで全部フレーム内部へホース/ケーブルが収まるのならともかく、金属チューブではトップチューブ/シートステーでホース/ケーブルが露出せざるを得ず、外観の優位性はない。むしろ中途半端で見苦しい。
さらに、フレーム内部でホース/ケーブルが暴れるため、ちょっとした段差でパキパキ騒々しいノイズが発生する。せっかくいい感じのフレームなのに、こういう点はぜひ改善を望む。

650B IS DEAD!

ということで、車輪は29erに、フレームは Stanton Switch9er Ti に。一見すると今まで乗っていたものと変わらないが、

真横から見るとシートチューブアングルが大分立っているため、雰囲気がかなり異なる。まあ、最近の "aggressive 29er hardtail" って大体こんなジオメトリーだけど。トップチューブのスローピングが16.5inサイズ並みにきついので、足つきがよく、大径ホイール・大サイズでありながら窮屈な感じがない。むしろ、設計の古い 26er Slackline Ti の方が、同じ18inサイズでも股下の空間は狭めだった。また、このおかげでマグラのようなラジアルマスターブレーキレバーであっても、ステムの位置を低く出来る。今回は一旦シマノにしたが。

タイヤ外径がとにかくでかい。Slackline Ti 26er でもフロントだけは650Bだったが、29は明らかにでかい。26er→29erで、およそ2.5インチほど直径が大きくなる。今回は29er専用設計のフレームなので、変に無理をしたパーツ構成はせず、およそ標準的な構成になっている。
そのためか、BBがかなり低く感じ、乗車時の安定感が格段に向上。乗車姿勢もずいぶん楽になった。また、舗装路で8の字走行をした限りでは、大きく倒し込める分、今までより小さい半径で回ることが出来た。

専用コースでどのような走り方が出来るのか、それはもう少し先の話になりそう。とりあえず、「今まではBBが高いせいで、姿勢を適切に保つために、膝を余計に曲げて腰を落とす必要があった」ということで、自分の稚拙な乗車技術ではなく、機材が身体に合っていなかったことにしておく。

1点、残念だったのはクランク。
Miranda Infinium を使いたかったのだが、チェーンラインがBoostに対応していない。Sram なんかだと、チェーンリングを交換するだけでどちらにも対応できるが、Infinium はそういうことが出来ない。
やむを得ず、例によってあまり使っている人がいない製品を Rotor R-Hawk を選択。日本だけでなく、世界的にもさほど人気がない(?)ようで、Google で検索してみても、一般ユーザーのレビュー等はあまり見つからない。

Rotor は、ロード用クランクは日本でも知名度が高く、実際に使っている人のブログは多数見つかる。また、楕円リングといえば Rotor という感じの製品紹介は世界的にも多い。しかし、私はペダリングを頑張るつもりは端からないので、見た目にも違和感のない真円リング(noQ Ring)を選択。

26er から 29er へタイヤ外径が大きくなるため、雑な計算結果によりフロントは 32T → 30T に変更。おかげでチェーンは交換せずにそのまま移植できた。クソ高いチェーン、まだ交換時期でもないのに捨てるには余りに惜しい。見た目は GX の白黒っぽいやつの方が好きだけど。
初代 Slackline Ti 26 の 2nd Batch 辺りから、Ti が先に来るようになった。

そしてこのごついヨーク。26er の時は、Nobby Nic 2.4 の古いやつや、Rubber Queen 2.4 でチェーンステー内側への接触が発生していたけど、これはまだまだ余裕あり。2.6位までは何とかいけるのでは。

しかし、この短いステムの下にスペーサーを入れるとなんとも不格好。もう少し下げた方が良いかも。

重さは...クランク単体で100g以上、全体で500gほどの増加。軽くしたいなら、Truvativ Descendant Carbon なんかが費用対効果で候補に挙がるけど、まあ軽量化はいずれそのうち。

ボトルケージ台座はチタンボルトで埋める。初代の、ボトルケージ台座が全くない潔いデザインが好きだったのに、ボトルケージ好き好き君たちの残念な要望を受けて、現行のほとんどのモデルに標準装備されてしまってるようだ。

正直なところ、29er は Stanton でなくても良かった。Sick Bicycles Gnarcissist とか、
Kingdom Bikes Vendetta とか。特に、Kingdom の PVD コーティングは、チタンでは珍しい黒色になるのでかなり惹かれた。値段は相当高いけど。
とはいえ、日本のファーストカスタマーとして、ここで宗旨替えをするのもどうかと重い、結局 Stanton に。

次回は、ビルド時にうんざりした例のアレについて投稿予定。

前回走ったのがいつだったか思い出せない

4/21、今日走らなければいつ走るんだ、位の天気だったので、いつものようにちょっと早起きしていつものところへ。

久しぶりとか関係なく、登りは相変わらずダメだ。ポジションも影響はしているんだろうけど、これはやはり乗車技術の問題だろうな。三脚・カメラでバックパックが7kgを超えていたということを言い訳にしておこう。

もうそろそろいいかな、と思って山に入ったが、新緑の彩度が今ひとつ目に刺さらない。例年の写真を見ると、5月に入ってからのものが多かったので、ほんの少し時期が早かったようだ。

Schwalbe Hans Dampf は相変わらず大変なグリップ力である。路面の状態が良いのもあって、タイヤが滑る気がしない。

HC3レバーはグリップに最も近い位置にしていたが、これだと指が疲れることが分かったので、やや遠めに修正。次回はもう少し楽に制動できるはず。

体調不良のまま走行

5月3日に撮影
最寄り駅前の松屋で牛定を食ってから走りに行くのが常となっているが、この日は少々気分を変えて牛丼大盛りに。しかし、まずい。胃腸の具合が今ひとつで、何を食っても大してうまく感じないのが原因だが、牛丼に関して言えば吉野家の方が口に合っているのは間違いない(松屋では「牛めし」という商品名)。学生の頃に池袋でバイトをしていた頃は、週に何度も特盛りを食ったりしたが、今じゃそんな気には到底なれない。

3:30に起床、ダラダラして7時前くらいに現地に到着、いつもの道を走ったが、最後までMTB乗りはおろか、トレールランナーや山歩きの人にも会わなかった。おかげで蜘蛛の巣払いの先陣を切ったことになってしまった。
5月6日に撮影(電話機カメラ)

5月6日に撮影(電話機カメラ)

5月3日に撮影
まあ、いずれにしても今の時期は新緑が目に優しく、また、寒くもなく暑くもなく湿度が適当で走りやすい。

5月3日まではコンチのTrail King/Rubber Queen を使っていたが、やたらとシーラントが漏れるとか、グリップが自分好みではないとか、いろいろ不都合があったため、結局Maxxisの Minion DHR II に戻した。大量にある手持ちの26erコンチタイヤをどうしたものか?

PBR-19 をいつものところで2時間ほどテスト

台湾 PRGCycle の PBR-19 。山にカメラを持って行かなかったため、翌日に改めて撮影。

近所を走って人のいないところでブレーキ引きずり走行やハードブレーキング等を行って慣らし、土曜に山を軽く走ってテスト。午前中に山林作業があり、また、いつもの寝不足のため、本当に軽く、だいたい2時間程度の走行。

シマノに特段劣る点はなく、ちょっと値段が高い点を除けば、長期使用にも十分耐えられそうな印象である。

もうちょっとハードに、たとえば長い下りでホイールロックなしにブレーキをかけ続けるとか、そういう使い方をした場合の変化を今後は試してみたい。


Stanton Bikes の代理店増えたみたい。

オルタナティブ バイシクルズ も Stanton Bikes 取り扱い開始。
創業から何年も経っているので、「新進気鋭」という表現は感覚がちょっとずれてるが。

私が買ったのは2011年、代理店はもちろん存在せず直販のみ、まだ日本ではその1台だけだったが、代理店が増えるのか変わるのか分からんが、少しずつ状況も変わって来たのかな。
乗り手が増えたのは製品の良さがあってのことだろうけど、希少性が下がってしまったのは残念でもある。

もう5年になるのか。最近自転車自体にあまり乗ってないが、もうちょっと乗らないとなあ。2週連続だと膝が痛むけど、隔週でも。

Stanton Bikes の代理店ができたそうです

Matthew Cycle というところで、Stanton Bikes の代理店を始めるそうです。

走りに行きてえ~。2月はまだ1日も休んでいない...。

650Bなどどうでもよい、と思っているが、こちらは...

wideopenmag に、Stanton Bikes Switchback の記事

EXCLUSIVE: STANTON BIKES SWITCHBACK by Wideopenmag
深緑(Translucent Forest Green)のフレームに、Mavic Crossmax Enduroの黄色リム、Rockshox Pike RCT3 の黒チューブ、これは良い配色だ。相変わらずシマノ好きな傾向が見えるドライブトレイン。Sherpa 853と同じく、シートチューブは曲げを入れているようだ。

こんなのを見ると、Sherpa 853 から目移りしてしまう。まったく、どいつもこいつもいい感じの650Bフレームを出しやがる。

いや、26er乗りとしては、やはりいったん極端に振ってから、それからアレだ。

とりあえず、主な仕様は以下の通り。
  • ダブルバテッド、シームレス空気焼き入れReynolds 631メインチューブ
  • Reynolds 631 44mm ヘッドチューブ
  • 冷間鍛造 Reynolds 525 ステー
  • 30.9 mm シートチューブ(34.9mm クランプ)
  • カスタム CNC スタントンロゴ刻印入りトップチューブブレース
  • ガセット付きダウンチューブ
  • ISCG 05 マウント
  • カスタム CNC 交換式ドロップアウト (12mm x 142mm, 10mm x 135mm, ホリゾンタル)
  • フルアウター用ケーブルガイド
  • 73mm BB シェル
  • スタントンロゴヘッドチューブバッジ
  • アンダーラッカーグラフィック
  • 加熱処理エナメル塗装
  • 色は「透明森緑」とローの2色

塗装の強度についてはどんなものかわからない。ドロップアウトが交換できて、12x142に対応したのは良い。

16.5インチと 18インチの2サイズ展開で、ジオメトリは以下。
  • ヘッド角 65.75 度(140mmフォークで25%サグ)
  • シート角 72.5 度
  • ヘッドチューブ長 16.5インチが 110mm、18インチが 120mm
  • トップチューブ(実測)長 16.5インチが 22.5インチ、18インチが 23.3インチ
  • トップチューブ(実効)長 16.5インチが 23.62インチ、18インチが24.42(初稿で"19 frame"の誤植)
  • チェーンステー長 415mm
  • BB高 315mm
  • フレーム重量 16.5 インチで 5lbs 5oz(約2.4kg)
軽めに作っても、やはり2kgは超えてしまうのを見ると、やはりTiフレームは軽い(1.72kg)のだな、と実感する。

Stanton Bikes まとめ


久しぶりに Stanton Bikes の更新情報など。
  • Switchback
    素材の構成は Slackline631と同じ。前三角が Reynolds 631 AH鋼、シート & チェーンステーが 525クロモリ。ヘッドアングルが64.5°(140mmフォークの適正サグで66°)、"Gravity Enduro's and Mini DH on the weekends" って、 BTR Ranger を意識しているのかな?Ranger の方は26インチ、会社の方針も明確でブレがない。
    Stanton Bikes はどちらかというと「フルサスをやってない Cotic」あるいは「ファブレス Chromag」といった感じか。
  • Sherpa 853
    26 と 29 を検討した結果、29で発売することに落ち着いた。ジオメトリ等の詳細は不明だが、Cotic Solaris は参考にしているはず。フレーム素材は相変わらずすべて Reynolds で、ヘッドチューブが 631、トップ&ダウンチューブは853で、ダウンチューブの方は「DZB」というトリプルバテッド管を使用。ステーはやっぱり525。"trail/XC specific frame"といっているので、100-130mmフォークで71-69°程度のヘッドアングルになるのでは。

    どうせならいったん大きく振ってみる方が分かりやすいので、650Bはパスし、29erに行きたい。「どうせなら」だが。今のところこれ以上自転車を増やすつもりはない。Sherpa 853のジオメトリ次第でもある。

    2月には詳細が明らかになるだろう。
  • Sherpa Ti
    詳細不明。853が29なのだから、こちらも多分29のはず。

今月はなるべく走る

ここまでなかなか快調
今月は普通の勤務なので、お客さんからの電話を気にせずに過ごせるのがありがたい。思い立って登りばかりが長い例のところに行ってみた。今回は降りる駅を変更し、登りを1時間ほど短縮した。
グリップは通勤仕様のErgon GX-1。平地と下りには効果的で、疲労度が圧倒的に違う。これは楽だ。登りでもそんなに違和感がない。手首を鍛えずに物に頼る。





トレールヘッドからも快調。下り始めたらすぐに終わるのは分かっていたので、なるべくゆっくり、時々道を間違えながら進む。


始発には乗らなかったので、この時点で10時を過ぎていたが、日差しがだいぶ弱い。少々蒸し暑く、まだ蝉の鳴き声がちらほら聞こえたが、もはや夏ではない。

この日はフロントに Conti Rubber Queen 2.4 UST、リアに同じく Mountain King II 2.4 UST。RQは新品、MKIIはほとんど使い込んでいないため、非常に安定感があった。路面の状況が良かったせいもあるが、かなり寝かせても滑る心配がない。調子に乗ると骨折しかねないので油断は禁物。

フロントホイール+タイヤを手で持ち上げると明らかに重い。せっかくの軽量ホイールが、1kg超のタイヤで台無しだが、走っているときは全くそのような感じがしない。853と比較してフロントが軽い印象があるのでそのせいかもしれない。登り返しで木の根に押し戻されるようなことがないので結構楽である。

前回は後半にガレ場をつないでいたが、今回はそんな気にもなれなかったため、峠の方へ戻るつもりでまた道を誤る。
今回の迷走では、どちらにも大きめの連続した段差(最大80cm前後)があったが、チェーン落ちはなし。チェーンリングが摩耗してきた際にどうなるかはまだ分からないが、今のところスタビライザー付きのRDと組み合わせればテンショナーは完全に不要という状況だ。見た目も含め、これは非常に良い。

で、結局こっちの方に戻ってくるわけで、この時点でだいぶよれよれな状態。

駅へ向かう道で、フロントタイヤのブリブリ音が低くなっていたため、空気圧を測ってみると25PSI。前の晩に32PSI入れたので、かなりのお漏らしだ。ふかふかした乗り心地はこれが原因だったか。フロントにはサスペンションがあるが、それでもここまでスローパンクが進んでいるとだいぶ違う。

でまあ、翌日がひどいわけで、朝起きて、飯食って寝て、これじゃいかんと河原へ積極的休養に出る。通勤仕様に戻し、だら~んと流しながら走るつもりが、登りをリア何Tまで行けるか試してみたくなる。34Tx25Tで階段横のコンクリ部分を上れることが分かった。この感じだと、もう1枚重いギア(22T)も踏めるような気もする。軽いギアを長い時間回すのは苦手だ。上り坂はぐいぐい踏んでさっさと終わりにしたい。

帰宅してブリーディングをし、ビールを飲んで寝た。

その翌日は筋肉痛がさらに悪化し、朝起きてちょっと出かけて昼飯食って寝たら夜だった。結局4時間以上外へ出たのは連休の初日だけだった。

シフト勤務なので平日に休むのだが、お客さんはそんなこと知らないので電話を私にかける

青空を背景にモクモクした白い雲はいつ見ても良い
明日は雨、ということで、午後から川っぺりを走ってきた。8月末頃から空の色が私好みになって気分が良い。

出かける前にお客さんから電話が。シフト勤務であることは知らせていないので、普段通りに対応。その後同僚からも連絡があった。私も同僚が休んでいるときに電話をしたり、真夜中に叩き起こしたりしているのでお互い様、というより私の方が借りが多い。


MTBを買って間もない頃、ほとんど部品の交換をしていない状態で100km程走り、くたくたになったことがある。今回は当時よりだいぶましな構成ではあったが、やはり衰えは疑いようがない。自宅に近づいた頃には左膝がじんわり痛み、ちょっとがっかりだ。


空を撮るのにはやはり広角が良い
往復60km、バイクの設定はこの投稿とほぼ同じ、グリップだけを Ergon GX1 に交換した。見た目は今ひとつだが、少し長い距離を走るにはやはりこれが良い。
道具に頼る前に手首を鍛えろ、と言われれば反論のしようもない。すいません。

X-King は湿った路面がかなり苦手

前回の中級ツアーが一体いつだったか思い出せないくらい久しぶりの参加。システム本稼働が水曜だったので、土曜はどうかと心配していたが、そちらの方は特に何もなかったようだ。
別のお客さんからは、前日の晩から当日の早朝に書けて何度か連絡があったものの、土日当番の同僚に任せて、24日は一日走りまくった。

前日に降った大雨のため、路面は湿った状態。ぬかるみは全くないので、普通に走る分には問題ないが、岩盤が露出している部分はどうしようもない。とにかく滑りまくるし、フロントブレーキはかけられない。
そんな状態で失敗したのは、リアにはめていた X-King だ。ほんの少し、緩くかけただけでリアがスリップ。フロントの Mountain King II は相変わらず路面に突き刺さる感じで十分なグリップがあったが、X-King はどうにもならなかった。
結局、路面が緩んだ急坂で前転し、茂みにダイブ・右前頭部から着地。翌日の今日も首が痛い。

コーナーや下りはそんな感じだが、登りは抜群に調子が良い。トラクション不足で空転はするものの、Crossmax SX の剛性感+回転の良さの効果で、下りで置いて行かれても登り返しで追い抜けるくらい快適。


で、本日タイヤを交換。泥はあらかじめ たわしで洗い落とし、フロントのMKIIをリアに、そして、フロントにはついに Rubber Queen 2.4 UST を装着。
幅も高さも1段上のゴム女王
でかくて重い(約1150g)このタイヤではせっかく軽く組んだ Slackline Ti にちょっと残念だが、フロントが上がりやすい傾向があるので釣り合いが取れるのでは、と期待している。
ちなみに今回のRQはスローパンクがひどい。40PSI充填から2日でブカブカ。

これでいつになるか分からない次回は、今回の5割引の不安で戦える(はず)。

ちなみに、この "Rubber Queen" という品名は、2013年を持って終わり。2014年1月からは北米で使用している "Trail King" に名称を一本化するので、"Rubber Queen" を買いたい人は今年中に集めておこう。


それと、Zee + Race Face Narrow/Wide 30T、これは実に良い。ガレ場を2本走り、転倒が大小1回ずつ、リアは3回ほど隣のギアに入ったことはあったが、フロントのチェーン落ちは全くなかった。
過去に同じコースを走った際は、フロントがミドルからインナーに落ちたりすることはよくあったので、RDのスタビライザーが相当よくできているようだ。
もっと分析的で分かりやすい説明はこちらをご覧下さい


ところで、Renthal Duo Stem 写真で見るより幅が広く頼もしい。一緒に走った人がつけていた実物を見て物欲がまた湧き上がってしまった。


走行会欠席

せっかく hubgejapan の方からお誘いを受けたのにもかかわらず、gary がひどく無念の欠席。4時に起床しても厠との往復ばかりで外出もままならず、洗濯を終えた後、午後までダラダラ寝床で過ごす。


ということで、昨日撮った写真をいつもの調子で垂れ流し。


グリップがおじさん、
ODIでは最も太いという評判の Rogue Lock-On 。しかし、エルゴノミックな仕様ではないので、GE1から乗り換えるとなんとなく収まりが悪い。見た感じはこちらの方が良い。
少し長い距離を走るのであれば、Ergon GX-1 が最も良い。見た目はクロスバイクっぽくなってしまうが、手首の疲労が格段に違う。GX-1は生産終了で、いまはGS-1になっているようだ。

ODIはロックオングリップの元祖とのことだが、ロックオンリングの取り付け方法が大胆である。リングには左右(バーエンド側/ステム側、左右グリップ)の区別はなく、ボルトの締結方向は右グリップから上下上下、となる。後発のメーカーの場合、上上上上という留め方があるが、ODIはそんなことはお構いなし。細かいことを気にせずに取り付けられるし、交換部品をセットで買うと、ステム側のリングだけどんどんたまっていくということがなく、これはODIグリップの良い点ではある。作業性は悪い。

サドルがSDじいさん、
もうひとつ、コンタクトポイントとして重要なサドル。定番の SDG Bel Air RL、こいつにもだいぶケツがなじんできて、休み休み4時間くらいの登り、あるいは40kmくらいの走行であれば腿の内側が痛くなったりしない。ケツへの当たりも悪くない。シートポストを上げすぎると尿道圧迫は多少あるが、乗り方次第である。

RDがおじいさん。
それにしても、大人になったらフルXTを装備したMTBに乗るぞと言っていた私が Zee などを使うとは。色々安っぽいところはあるが、お値段以上の出来である。実売2万前後のホイールセットがUST対応になってるなど、シマノ製品の価格と仕様のバランスには時々たまげる(MT68/MT66については、スポークホールプラグとテープ、つまり実質TLR系となるが)。
シフターとブレーキレバー/キャリパーがXTR、ブレーキローターとクランクがXT、RDがZee、チェーンはXT(時々XTR)と、グレードがごちゃ混ぜだが、適材適所と自己満足で部品を選んでいる。
RDのスタビライザーによるシフティング抵抗は無視できるレベルで、常時オンで問題なし。

安心と信頼の Answer Rove FR
そしてこれが、Race Face Narrow/Wide 30T である。やはり舗装路を走るとどうしても脚が回りすぎる。もう1段あると思ったらすでにトップに入っていて、それ以上の加速を諦める場面が増えた。
もっとも、そんなにスピードを出す必要もないのでこれくらいがちょうどいいか。
ちなみに、河川敷では小径車に追い抜かれることがある。クロスバイクもどんどん私を追い抜いていく。

で、写真はピントをチェーンリングに合わせているが、気になるのはやはりペダルである。PD-MX80のノイズが余りにもひどいので、また Answer Rove FR に交換。一度ばらして具合を見てみるか。

2.4タイヤの最大空気圧制限は35PSIくらい
ホイールのたわむ感じがなかなか良い。力が逃げる感じはあるが、突き上げに対してうまくいなしている気がする。まだシングルトラックで試していないのでよく分からないが、4段ほどの階段を上った際にリアから感じた衝撃は、EX823+DT Champion2.0と比較するとだいぶまろやかであった。

久々の山と、フロントシングル導入記

クルトさんからご連絡をいただき、久々に1000m超の山へ。アプローチに5時間近くかかり、やたらと虫が多い山だったが、走りやすさは格別。クソ暑い中でも諦めずに登って正解だった。
中腹からはさすがに気温が下がり、冷たい空気が断続的に吹いてきて少し気分も和らぐが、湿度は下がる気配がなく、汗は止まることがなく、山頂付近からはハエやらアブやらがたかってきて鬱陶しい。
山頂からはとにかくいい感じで、終盤でペダルにふくらはぎをやられたことも含め、また印象に残るライドとなった。


そして、帰宅後に飯を食いながらこちらの取り付け。


Evans の入荷メールを見て速攻で注文、意外と早く届いたので、疲れていたがなんとか作業を終えた。

Zee RD-M640 のスプリングがXTR/XTと比べると強めで、チェーン接続時にちょっとだけ勝手が違った。いつもはケージをクランク側に目一杯倒した状態でボロ布をRDに挟んでチェーン位置を維持するのだが、こいつはなかなかの反発力でいつもの5割増しくらいの布が必要だった。

そしてプーリーがやけにでかい。

Race Face の Narrow/Wide の効果は未知数だが、これからしばらく様子を見ていこう。

ところでこのチェーンリング、ボルトがついてこないのでクランクに付属のものを使用するわけだが、XT(FC-M770)の場合、ミドル用のものは使用できない。ミドル用ボルトは頭の下に円筒部があるため、今回はインナー用ボルトを使用した。pinkbike の記事によると、こういった純正シムがあるようだ
それにしてもちょっと汚い。せめてピカールで磨くとかしてから取り付けた方が良い。また、クランクは色が黒い方が合うような気がする。

バッシュガードは MRP AMG の BBマウントタイプ。ISCG5タブと干渉するため取り付け角度の自由がほとんどきかず、上側ガイドは使用不能に。これでクランク側にチェーン落ちするようであれば、ISCG5タイプに交換だ。それにしてもこんな板きれが1万とは、ちょっと値段が高すぎるなあ。

これでだいたい11.6kgくらいになった。


[2013/08/12 追記]
なんだこれ?段差を超えてもチェーンの音がしないぞ!

今日は会社帰りに2m/8段くらいの階段を下り、いつものでこぼこコンクリバンクを上り下り。その後70cmくらいの段差、40cmくらいの車止めを下りたが、チェーンがチェーンステーをひっぱたく音は皆無。ディレーラーが暴れる感じもなし。

ほとんどがRDのスタビライザーのおかげだろう。今度はスタビライザーオフで乗ってみるか。

Stanton Bikes フレームとアパレル以外でいくつか

FBで、ステムとハンドルバー・シートポスト・サドルの試作品が公開されている。多分このままプロダクションリリースになるんじゃないかと推測。

バーとサドルの製造元はFBに書いてあったが、シートポストがちょっとよく分からない。ステムは、Loaded AMX の旧版(?)のようだ。65mm..70mmくらいならいいんだけど、50mm のみなので、こちらは見送りかな...。
シートポストもひょっとしたら Loaded Xlite か。だとすると、あっちこっちでひどい言われようなのが気になる。

作業性の良し悪し

ねじ曲がったか、リッチー!
Ritchey WCS Trail は、ステム本体が220°で、ハンドルバークランプで仮締めしなくても、バーの位置決めが容易にできる。ボルトは裏から留める形式で、ちょっと作業がしづらいが、それほど面倒ではない。

フォークコラムをつかむ方のボルト穴は妙なオフセットのためにだいぶねじけて見える。Thomson など普通のステムの場合、取り付け時の目安をギャップ部分にしているのだが、このステムの場合はどうにもならない。これもまあ、慣れの問題で何とかなる。

WCS Trail シリーズの塗装は "Ritchey Blatte Finish" という。Blatte の意味がよく分からないが、フランス語だとゴキブリのことらしい。もしそうだとしたらあまり趣味の良い冗談ではないなあ...。「リッチー式ゴキブリ仕上げ」じゃあんまりだ。きっとほかの意味があるんだろう。そうに違いない。


で、Moots の新しいフレームに関するこんな記事が。この写真。
トップチューブと左シートステーに溶接されているこの部品は、ブレーキホースを通す穴。ブリーディングは、レバーとキャリパーを接続した状態で行うものだが、このフレームで作業するのは手間がかかりそうだ。ブリーディングを済ませた状態でホースを取り外せる製品は存在するが、この穴を通すのは無理そう。
シマノ製品であれば、(1) キャリパーにホースを接続する (2) シートステーからヘッドチューブへ向かってホースを通す (3) コネクティングインサートやら必要な部品をホースに取り付けてレバーに取り付ける (4) ブリーディングする という手順になるか。

先日ケーブル・ホースのルーティングを変更した際、いったん、トップチューブのクランプ(プラスチック製)をすべて外す必要があったが、このフレームではいったん決めたら最後まで変えないくらいの決意が必要だ。

どういう設計意図があるにせよ、私ならこの画像を見た瞬間に買う気が失せる。記事には「外してつけ直す、ブリーディングする、15分くらいだろ」なんていうコメントがあるが、オリーブは外さないと穴を通らないだろう(そもそもオリーブは使い捨て)。私など、外してからあれがないこれがないと大騒ぎしそうだ。


Slackline Ti/853/631, 4X をはじめとした Stanton Bikes製品はもちろん、ごく普通の設計なので、こんな不思議なことはない。安心してご購入を。

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