Tomac Primer 200が

Sea Otter Classic に展示されていた 2012 年モデルの Tomac Primer 200 、Facebook に、「盗まれちまった」と Tomac からの投稿が。
このバイク、pinkbike の "Random Photos - Sea Otter Part 2" でも紹介されていたもので、Facebook での評判は概して芳しくない。「こんな古くせえバイク、誰が盗むってんだ?」とか「カシマコートのDHX RC4が欲しかったんだろ」とか、もう救いようもない。

確かに、ださい...。 ぜんぜん欲しくない。USD1,600 は破格だけどね。


2011/04/26 追記
それにしても。盗まれた被害者に対して、ずいぶん酷なコメントである。「盗人には死を」なんていういいコメントもあった。本件については、 pinkbike の記事でも紹介されている。

Crank Brothers いろいろ

ホイールとか一新、「ヨウ素」にQR15モデル追加、サドルも発売 。以下に、気になったのをいくつか。
  • ホイール
    cobalt が 11(1380g)/3(1500g)/2(1690g) に。従来の「コバルト」色は廃止。様々な色のフレームに合わせやすくなったが、ちょっと味気なくなったかも。最上級の11がカーボンホイール、それ以外はアルミ。すべて、フロントQR15/9、リア135x10/142x12に標準対応。リム幅はいずれも19mm。29インチは興味ないので割愛(こちらもリム幅19mm、リアは135x10のみ)。
    iodine は 3(1765g)/2(1850g) に。リム幅はどちらも21mm。
  • ハンドルバー
    cobalt と iodine が 11/3/2/1 の4種類に。1はUSD30と、非常に安い。
    opium と sage を新たに投入。どちらも 780mm のワイドバー、opium は DH向け、sage は FR向け、となっている。
  • ヘッドセット
    iodine にテーパード(1-1/8 top, 1-1/2 bottom)を追加。
  • サドル
    とうとうサドルにも参入。iodine 11/3 で、11はkiumレールで239g、3は中空クロモリレールで283g。どちらのモデルも、レールが交換可能となっている。3には白モデルもあり。
  • バックパック
    こちらも新規参入。ハイドレーションパック付属のdescender1種類。20L。ヘルメットポケットとニーパッドストラップが付属。デザインもなかなか。
  • ツール
    なめらかな外観を持つプレミアムライン pixl/pica/pica+ を追加。ほぼ同じ機能の multi と比較して約2倍の価格。 
2011/04/17 追記
pinkbike のユーザーコメントにもあるが、旧バージョンでも、Crank Brothers 製品は耐久性に難あり、とのこと。ホイールのハブに使っているシールドベアリングのシールが弱いとか。うちには 5050xx ペダルがあって、アクスルキャッププラスチックだったのには驚いた。耐久性以前に、値段の割に品質にばらつきがあって、私にとってはそっちの方が問題。5050xx でいえば、左右のペダルで回転のなめらかさが違ったり、交換プレートの精度がかなり低く、4枚中2枚がうまくはまらなかった。
デザインは良いが、やっぱり品質第一。

      2012 シマノ XT

      2012 XT とかいろいろ[pinkbike.com] 。あちこちで見かけた写真、pinkbike のこの写真が正解なら、2011 XTR とくらべて全く見劣りしない外観だ。機能面でも、XTRと同様のブレーキレバー形状やi-spec(ブレーキレバーとシフターの一体化)・冷却フィン付きブレーキキャリパー・Ice-Techローター・ださくないFDとRDなど。770系XTのFDは、コンベンショナルが非常に野暮ったく、RDは鳥の軟骨みたいだった。
      980系XTRが気に入ったけど高くて手が出ないという人は、ひとまず今年の6月頃まで待ってみよう。

      うっかりXTRを買ってしまった私は、XTホイールに注目。 デザインが魅力的に変わり、 21mmリムもある。型番にかかわらず希望小売価格 $749.99 で、これも6月発売予定。日本ではだいたい5万未満になるだろう。

      フロント(いずれも15mmスルー)
      WH-M785-F15 (710g)
      WH-M788-F15 (775g)

      リア(R12 が、142mmx12mmスルー、Rが135mmx10mmクイック)
      WH-M785-R (915g)
      WH-M788-R12 (1020g)
      WH-M788-R (980g)

      リム幅は、M785が19mmで、M788が21mm。


      さらに!ローターは6穴モデルモデル!じゃなくて6穴モデルも出る。XTRで、6穴を出さなかったことをずっと不満に思っていたところ、シマノは770系の時と同様、XTで回答を出した訳か。センターロックしかないから手持ちのホイールには使えない、だからシマノのコンポーネントは買わない、という向きもあったのではないか。


      それにしても、今年のシマノは気合いが入っている。


      2011/04/17 追記
      BIKE BINDさんのところ に書かれているが、XTのキャリパーはモノブロック構造ではないみたいだ。例のボルトが目に入り、まさかなー、と思っていたが。となると、同じ外観のSLXも同じ構造ということか。XTRとの差別化の意味もあるけど、やっぱモノブロック構造は金がかかるんだろうなあ。


      2011/04/26 追記
      bikeradar.com の記事 でも満点評価並に絶賛されている。

      Tomac Automatic 120 (5)

      Tomac のフレームは台湾製である。時々、「台湾製に成り下がった」というような否定的な意見があるが、もはやそんなことは意味がない。「MADE IN TOKYO」といって販売しているHPのデスクトップPCも、中の部品の大半は台湾製・中国製である。組み立てた国を製造国、といえるのなら、2号機は日本製である。

      それはともかく、世界最大の自転車(フレーム)生産国である台湾で製造した製品が、品質がカナダやアメリカ・日本より劣るとは考えられない(カーボンフレームのことは知らんが)。この辺は気分の問題だろう。

      もちろん、2号機の品質にも全く問題ない。というかあるはずがない。梱包時の傷を心配したりもしたがそれもない。 大量の緩衝材に、ガムの包み紙が混じっていたのはご愛敬だ(ちなみにその包み紙には英語しか書いてなかった)。

      台湾製が良いならGIANTを買えばいいのだが、デザインが気に入らなかった。「GIANT」って、あんなにばかでかく書かなくていいのにな。性能、特にリアサスペンションはGIANTの方が良さそうなんだが。

      GIANTといえば、最近有名な話題はやはり、東日本大震災への支援 だ。台湾からの義援金は100億を超え、さらに、GIANTからMTB1000台の支援。

      単純きわまりない態度だが、もう台湾には足を向けて寝られねえ。

      1号機で職場まで行ってみた

      11日の長い道のりに辟易したので、この土曜は1号機で職場まで行ってみた。
      11日は歩く速度も遅く、ラップトップPCと飲み水で4Kg位になった鞄を抱えたまま革靴であったため、4時間もかかった。地図で見るとだいたい15Km程度となっている。
      1号機では、およそ1時間で着いた。荷物は、ロック2個・飲み水1L・カロリーメイト400ml・財布・電話機。バックパック自体が1.5Kg位あるので、だいたい5Kg位になった。やはり自転車は楽だ。
      しかし、都内は空気が非常に悪い。休日だってのに顔が煤でうっすら汚れる。平日だったらこんなもんじゃ済まないだろう。放射能汚染の前に呼吸器疾患(肺癌や喉頭癌とか)で死ぬね、こりゃ。
      幹線道路を避けていくか、すると2時間は見込まなきゃなあ...。

      Race Face Closes the Doors

      Race Face Closes the Doors
      公式発表はないが、Race Face は廃業するという噂。
      ここの製品は、ジャケットくらいしか持っていないが、デザインがなかなか良くて気に入っている。ただし、生地が一昔前のレインコート並みで、非常に蒸れるため、あまり出番がない。こんなものがスポーツウェア?と思うくらいひどい蒸れ。

      2011/03/16 追記
      公式サイトはすでに 404 になっている。噂ではなく、本当に清算されてしまうようだ。
      その他の記事。
      Race Face closes doors...
      Race Face to be liquidated

      2011/03/17 追記
      Race Face The Official Press Release
      なんだか、日本の小学校みたいな外観だ。寂しいものだ...。

      2011/03/27 追記
      公式サイトが復活しているが、詳細についての説明はみつからない。

      許されざる者

      ★★★ リンク先の映像は大変残酷かつ衝撃的で最悪なものなのでご注意。 ★★★

      自転車のデモ行進に突っ込む自動車。どう見ても意図的にやっているとしか思えん。
      Critical Mass in Brazil ends with 20 injured riders
      犯人は Ricardo José Neif, 47歳だそうだ。
      One cyclist who was on the ride Camilo Colling, told the Brazilian website Terra Brasil that he spoke to the driver just before the incident, asking him to be patient and stop behaving aggressively towards the riders in his path and warning him that there were children and older people taking part in the ride ahead. The driver allegedly replied "Yes, but I'm in a hurry" before ploughing his car in to the group of cyclists in front of him.
      初めはゆっくり後を進んでいた。子供も老人もいるので我慢してくれとデモ隊の一人が暴走の直前まで話しかけていたが、超急ぎの用があるとかでブチキレたようである。


      心情は理解できるが、これは決してやってはならないことだ。
      Incredibly despite the shocking nature of the scenes captured, local media reports say that all of the injured cyclists were discharged from hospital after treatment.
      奇跡的に死者はおらず、けが人は治療を受けて全員退院したとのこと。本当かよ?


      2011/03/04 追記
      BBCの記事
      犯人の運転手は、サイクリストが車をぶっ叩いたので恐ろしくなった、一方のサイクリストは、そのようなことはしていない、とそれぞれ主張。

      このイベントは "Critical Mass"というそうだ(wikipediaの解説)。
      1992年、アメリカのサンフランシスコで始り、現在300を超える国で毎月最終金曜に実施されているとのこと。

      道路において、サイクリストにもっと敬意を払えという示威行動を行っているようだ。時には道路を低速走行することもあるという。

      ようやく、Automatic 120 でトレイル

      写真を取り忘れた...。
      週末にトレイルを走ってきたが、カメラを持って行かなかったので写真はなし。

      いままでHTしか乗っていなかったので、他のフルサスとの比較ができないのが残念。
      膝が楽、疲労が少ない、登りで滑りにくい、など、当然すぎる感想しかない。ペダル込み13kg程度なので、トレイルにおいては走りの重さはまるで感じない。

      舗装路ではリア160mmが効きづらい印象だったので、ローターは前後180mmでいったが、意外なほどリアがスリップしたので、次回は160mmで行く予定。フロントは180mmのまま。ちゃんとブリーディングすると、このブレーキは小さな力でしっかりと効いてくれる。775系 XT に比べると力がかけやすいのかな。


      バイクの性能は上がった、後は乗り手の性能だけだ...。むしろこれが一番の問題だろうな。

      マカスキルさんも M980系 XTR

      Danny MacAskill | Bike Check から。
      この橙色のバイクの前後のブレーキは、なんと BL-M988/BR-M985(フィン付きメタルパッド) となっている。いままでは810系Saint をフロントだけに使っていたみたいだが、980系XTRの制動力は、トライアルバイクにおいてはどうなんだろう?Saint の対向4ピストンに対し XTR は 2ピストンだし。ローターは前後とも 203mm っぽい。リアホイールは、リムブレーキ対応となっているので、検証中なのかな。
      本文では「ダウンヒルパーツ」と書いてあるが、980系の988番XTR はトレイル向けのはずで、ダウンヒルにはやっぱり Saint だろう。
      うーん、しばらくは目が離せない。

      [2012/04/24 追記]
      最近のビデオを見ると、前後ともディスクブレーキを使用しているが、980系XTRブレーキは inspired ではあまり使用していないようだ。

      MTB1号機

      初めて買ったMTB。最初は緑の Marlin を買おうと思って店に行ったら、光の当たり具合も影響してか、フレームの色に今ひとつぴんと来なかった。また、付いているパーツは、現物を見てよりいっそう貧相に感じられたため、値段の割にずいぶん高いな、とがっかりした。ふと、横を見ると、同じ Gary Fisher の白いバイクが目に入った。まさにこれだった。Marlin よりさらにチープなパーツ構成だったがかなり惹かれたため、帰宅後にネットで調べると、フレームは同じグレードということがわかった。
      購入後、元のパーツ構成のまま走ったのは、強風の日に 100km ほど河川敷を走ったくらいで、ガイドツアーに参加すると決めてからはフォークから徐々に交換し初め、いまはこの通り、フレームとヘッドセットを残すだけとなった。
      リアのローターが例の Magura Storm SL 160mm で、都内を安全に走るだけなら、フロントブレーキはほとんど使う必要がないくらいのべらぼうな効き具合だ。階段を下りる際、いつもの下手クソを発揮して、ちょっとばかり左手に力が入ってしまったのでやや後輪を引きずることになってしまった。
      Automatic を購入してからは街乗りおよび練習用となっているが、ホイールがだいぶ傷んできたのでそろそろメンテナンスが必要みたいだ。


      • フォーク: RockShox SID Race 2009 OE(V ブレーキ台座付き)
      • ヘッドセット: VP(型番不明) [フレーム付属品]
      • FD: FD-M770 [日本]
      • RD: RD-M770(GS) [日本]
      • ブレーキレバー: BL-M988 [日本]
      • ブレーキローター: BR-M985(メタルパッド) [日本]
      • シフター: SL-M770 [日本]
      • クランクセット: FC-M770 [日本]
      • BB: FC-M770付属品 [日本]
      • カセットスプロケット: CS-M770(11-34) [日本]
      • チェーン: CN-7701 [日本]
      • ステム: Ritchey WCS 4-Axis O/S 31.8mmx70mmx84D [UK]
      • ハンドルバー: Ritchey WCS Rizer [UK]
      • グリップ: Ergon GX1 Leichtbau [UK]
      • シートピラー: Ritchey WCS Alloy 1-Bolt 0mm Offset [UK]
      • サドル: SDG Bel-Air RT [USA]
      • ホイール: 775 + Mavic 819XM + DT Champion [日本]
      • タイヤ: Continental Race King UST 2.2 [UK]
      • ペダル: Answer Rove FR [UK]

      マカスキル

      http://www.redbull.co.uk/cs/Satellite/en_UK/Event/021242908456696

      エディンバラの人は生で見れんのか!うーん、うらやましい!
      "Way Back Home" メイキング映像かな?これはなかなかおもしろい。あのすばらしい変態技術の裏で、どれだけ痛い目に遭っているか、そのほんの一部を見ることができる。
      なお、Red Bull Web TV では、2011/02/21 04:00 (日本時間) から生放送がある。

      Joel Smith さんは、X-Fusion の GMに

      Automatic 120 購入時、フレームの仕様確認等々でいろいろ質問に答えてくれた Joel Smith 氏は、X-Fusion に GMとして移籍参画するとのこと。

      pinkbike の記事

      Tomac のオーナーだったのね、この人。会ったこともない日本人が妙ちくりんな英語で書いた質問に、ずいぶん丁寧に答えてくれたもんだ。
      さて、これからの Tomac はどうなるんだろうか。少々心配ではある。

      2011/02/18 追記(1)
      X-Fusion の GM になった後も、Tomac のオーナーは続け、Tomac の本社は Santa Cruz に転居、という噂も。

      2011/02/18 追記(2)
      Smith Named New X-Fusion GM, Tomac Moving[Bicycle Retailer and Industry News] 
      “I am still the owner of Tomac, and I am doing both going forward,” Smith told Bicycle Retailer and Industry News late Tuesday night from Taiwan. “[I’ll be] moving both the family and Tomac to Santa Cruz April 1.” Tomac was relaunched in 2006 by the industry veteran Smith, and is located in Lincoln, Nebraska.
      だそうです。
      現在ネブラスカ州リンカーンにある Tomac を、X-Fusion があるカリフォルニア州サンタクルーズに移し、Smith 氏も4月1日から家族とともにリンカーンに移住する予定とのこと。
      4月1日?発表が2月だから、「なんちゃって」はさすがにあるわけないな。

      2011/02/19 追記
      勢い余って Joel Smith 氏にメールを書いてしまったところ、例によってすぐに返事があり、上の記事通り、両方とも続けていく、ということだった。よってこの記事のタイトル(もともとは"good bye, Mr Joel Smith")も変更。
      メールの結びに、「なんかあれば、知らせてくれよ」って、相変わらず気さくで非常に親切な人である。

      Lewis LHTというTrickstuff Maximaそっくりさん

       Lewis LHTというTrickstuff Maximaそっくりさんがちょっと話題になってるみたい。 某代理店等は普通に紹介してたけど、「Trickstuff Maximaインスパイアード」「Trickstuff Maxima系」くらいは言っても良かった気がする。日本ではさほ...