そしてまた Stanton eBay オークション

Stanton Bikes Slackline 853 の eBay オークション再び。フレームの方は新品未使用だけどトップチューブに小傷ありとのこと。SLX完成車は MBUK テストバイク。この日の投稿で紹介した、Bike Radar の記事で使用したもの。
仕様一覧にある "Continental X-king 2.4 tubless black chilli compound" は、なんかの間違いでしょう。X-King 2.4 で Black Chili コンパウンドなのは Racesport と Protection で、"TUBELESS" がプリントされた写真のリアタイヤは UST で、非BC 。しかも、フロントタイヤは Mountain King II 2.4 UST じゃなかったか。相変わらずおおらかで楽しい Dan である。

なかなか発表されない Slackline Ti

6月予定が、7月になっても発表されない Slackline Ti。
暇つぶしにあちこち眺めていたら、SRAM XX1  とか、なんか大変なことになっていた。私は価格や入手性・サポートの面で、シマノを使っているが、XX1 のRDにはかなり惹かれる(画像はSingletrackから)。

もうひとつ、Cotic がいろいろアップデートしている。Rocketman で有名な Rocket はだいぶ前に発表になったが、BFe も素材を変更(ダウンチューブに「Reynolds 853 DZB」を採用)し、ヘッドチューブが44XXになった。ジオメトリも若干変更。

あとは、シュワルベが650Bタイヤを一気に追加、とか、ソニーJVCがアクションカメラに参入、等。


[2012/07/12 追記]
FB をのぞいてみたら、6/29 にダウンチューブの写真が投稿されていた!なぜ見落としたのだろうか...。

USADA、ランス・アームストロングに「クロ裁定」?

USADA、ランス・アームストロングにクロ裁定 。日本語のソースが見つからない。私の読み間違いのはずだ。英語勉強しなきゃ。

「陽性」とされたのは、2009-2010の血液サンプル。すでにツール・ド・フランス7連覇の時期でもない。

ランスからの公式声明

PD-MX80 入手

シマノ PD-MX80 を入手。マレーシア製。予備のピン8本とスペーサー16個・レンチが付属する。

スペーサーをすべて取り除き、ピンを2本ずつ追加したので、左右で490gになった。用途は決まっているが、しばらくの間箱入り。

白い部分はつや消し塗装、ベアリングは黄色(金色)のボルトを外せばメンテナンスできそう。軸はクロモリ製。

ぶつけにくい裏側からピンを締め込む方式は合理的だ。表からだと、ピンの破損具合によっては交換が不可能になる。また、トルクス(ヘックスローブ)であるため、力をかけやすく、6角ボルトより狭い空間でもピンの取り付けが可能になっている。

Fox 2013

Fox 2013 がいつの間にか出ていた。日本の代理店の小売価格は、2012年版よりまた安くなっているようだ。注目はやはり CTD と、34 FLOAT 160mm か。CTD は、 2014年版で改良が入るかもしれないので、今年は見送りにしておこう。カシマコートの色やダストシールは、「初代」である 2011年版より「2代目」の2012年版の方が良くなったし。

私は初物でいつも少しばかり痛い目(XTRのオイル漏れなど)に遭うので、やっぱり評価が定まってからの方が良さそうだ。
こうでも書いておかないと、この梅雨時 物欲を抑えるのが難しい。そもそも、デザイン(外観・設計)も製品の構想も、いいところを突いているし、おまけに円高を十分に反映したこの価格設定では...。

Slackline 853 の ISCGタブについて

Stanton Bikes Slackline 853 は、ISCG05 タブが溶接されているが、BBシェルに対して平行になっていないことは以前から何度も書いているし、Q&A でも指摘済み。とはいえ、05 用のチェーンテンショナーを取り付けるとどのような不都合があるのかは今までやってなかったので、今回実際に取り付けて確認してみた(ただし、ISCG05用のテンショナーを取り付けた写真は取り忘れたので今回はなし)。使用したチェーンテンショナーは、Blackspire Stinger

1枚目の写真は、BBを真下から見たもの。黒いパーツは、BB共締め用の Stinger 。BBは軽くフェーシング済み。共締めなので、Stinger が曲がっていなければ、BB断面の延長線ができているといえる。
見ての通り、タブと Stinger との間にはほとんど隙間がなく、左(ダウンチューブ側)に向かうに従って、隙間が大きくなる。

2枚目の写真は、BBをダウンチューブ側から見たもの。背景が暗くて分かりづらいが、上下の矢印間に、約 2mm の隙間ができている。
このままテンショナーを取り付けると、下側のボルトと、インナーリングのボルトが接触する。変速にはさほど支障がなさそうだったが、まともにペダリングはできなさそう。ボルトの頭を削れば何とかなりそうだったが、そこまでせずとも共締めのやつがあるんで、以下3点を言い訳にして潔くあきらめた。
  1. ISCG05タイプ+BBスペーサーの合計重量が、共締めタイプより重い。
  2. ISCG05タイプは、取り付けに新たに3つのボルトが必要になるため、ボルトの緩みを気にする箇所が3点増える。
  3. 面倒くさい。
2に関しては、ノルトロックで解決できそうだが、1+3が大きいので試してもいない。

余談だが、自転車部品は、でかいボルトで締結する方が緩みにくそうで、ディスクローターなんかも、経験上、センターロックの方が緩みにくい。6穴は、取説通りに取り付けても割とすぐに緩む。過去に8月ほどセンターロックのディスクローターを使って、緩んだことは一度もない(手元にセンターロックのホイールがないのでこれ以上試しようもないが)。モンキーとCS工具でぐいっと取り付ける方が、短時間で確実・安全に作業ができるし、効率も良い。


Slackline Ti のISCGタブがこんな具合だったら笑うしかないな。

Slackline Ti 、あと2週間(くらい)

FB によると、Slackline Ti は、あと2週間で出来上がって Dan の手元に届くとのこと。FB には無塗装・無研磨のシートステーブレースの写真が掲載されていた。デザインの面では「スーツの御名入れサービス」的でアレだが、完成したフレーム全体の一部になった場合は印象が変わるかもしれない。

SSD

PCのパーツ交換で一番体感できるのは記憶装置、というのは前から知っていたが、SSDは寿命やプチフリーズ問題があったのと、なにより容量あたりの単価が高くてしばらく躊躇していた。
しかし、やはり使ってみるとその圧倒的な速度に驚いた。タイヤで言えば、Kenda Nevegal から Conti Race King に交換して舗装路を走るくらいの差がある。
まずOSやアプリの起動が速いのは当然として、動画変換も2倍くらいの速度になった。今までは I/O がボトルネックになって高速なCPUを使い切れてなかったようで、AVI -> MP4 変換時の CPU 使用率は、最初の数秒だけ 70% 近くまで上がり、その後完了までずっと 30% 位をうろうろ。SSD に交換してからは終始 80% 程度の使用率に。動画変換は変換処理そのものの負荷が高いと思っていたが、ディスク I/O がこんなに影響するとは意外。そもそも HD がおかしな設定で動いていたのか?動画変換以外ではかなり速いと感じていたのでそれもないか。でも、すべての動画ファイルで一様にこういう結果になるわけじゃないので、もうちっと検証が必要だな。

QSVで変換処理を行うと、さらにこれの5倍くらいの速さだが、動きの速い映像でブロックノイズが発生しがちで、一目で劣化が分かるくらい。最終アップロード用はCPU、確認用はQSVなんていう使い分けにしてみよう。

チェーンテンショナーの件もそうだが、先入観にとらわれずにいろいろやってみる方がいいな。




そういや、Stanton が 4x/DJ 開発中

開発中の Stanton Bikes 4X/DJ フレーム。FBには結構前から何枚か写真が出ているし、近々発表になると思うのだが。公式サイトのどこにも出てないので、写真の転載は控えておこう(開発中である旨をここに投稿することについては Dan の許可済み)。自転車屋を辞めて Stanton Bikes 一本に絞ってから、Dan はだいぶ精力的になってきた感じ。

まだ名前がついてないので、良い案があればぜひ、FB 経由で Dan へ。

[2012/06/03 追記]
Stanton Bikes の最新ビデオ。レースで使っているのは Slackline 853 だが、冒頭にちょびっと出てくる銀色(raw colour)で、Mavic Crossmax SX を履いているバイクが、その 4X/DJ フレーム。まだプロトタイピング中で、今は強度の確認をしているとのこと。 私は 26 インチが好きなので発売されても買うつもりはないが、品揃えが増えていくのは自分のことのように嬉しい。

チェーンテンショナー装着

ローラーが近すぎたので後日調整
 先週注文した Blackspire Stinger がようやく届いた。以前の投稿では、K-Edge DIRT-3 があれば十分みたいなことを書いていたが、やはり落ちないに越したことはないので、多少の重さ(本体重量とペダリング)には目をつぶってみた。
早速、試走がてら近所の川っぺりにある階段を下りてみたところ非常に良い感じで、チェーンの落ちる気配がまったくない。調子に乗ってバニーホップもどきなんかをしていると、妙な音とともにローラーが外れて川の方へ転がっていく!
ばらけたパーツを慌ててかき集めてみたものの、ローラーを裏から留めるボルトが見つからない。ミニマグ LED XL 200 なんていうやたらと明るいライトを持っていたが暗くてどうにもならなかった。山へ行く前にもうこれか、と思ったが、家にたまたまあったステムのプリロードボルトで復活。相変わらず間抜けすぎだ。

Slackline にはISCG05タブがついているものの、斜めに溶接されているせいで、きちんと変速するにはかなり手間がかかるという話を Slacker#2 のクルトさんから聞いていたので、今回取り付けたのはBB共締めタイプ。これだとダメな感じに溶接されていても関係ない。Slackline のタブはフロントシングル専用になってしまってるな。


この映像は日曜の様子。同じところを走ったんだけど、先週より調子が悪かった。コンタクト装用に失敗して一日中目が痛く、肝心なところでずれて視界がぼやけたりしたのもあるが、なんだかよく分からん。ま、次がんばろう!
カメラの揺れとノイズは、前回より少しましになった。ヘルメットマウント部に隙間があり、ここにちょっと厚めの紙を切って二つ折りにして挟んだだけだが。激しい動きを想定している製品のはずなのに、どうにもこうにも詰めが甘い。
カメラの角度はやはりヘルメットの方が良いと思う。チェストマウントだとどうにも狭苦しい感じがしてしまって、そこへブレ補正を入れるとさらに視界が狭くなってしまう。ヘルメットからだと視点が高くて見通しもいいし、ストラップのびよよんな揺れもないのがなにより。

 [2012/06/02 追記]
テンショナーのローラーがチェーンリングに近すぎたので修正。近すぎると遊びがなくなる分、フロントとリアの位置によっては、チェーンのリンクに抵抗が増える。ま、当然のことだが。

そういや、テンショナーのブランド名は "Blackspire" または "BLACKSPIRE" で1単語のはずだが、あちこちで "Black Spire"なんて2単語に分けて書いてるのを見かける。MicroSoft とか OutLook とか、訳の分からんのも昔からあるんでちょっと気にる。

約1月ぶりの山

ほぼ1月ぶりの山遊び。リハビリを兼ねていつものツアーに参加してきた。予想通り脚力がかなり落ちいて、登りで立ち漕ぎするとすぐに脚が動かなくなるし、下りではガレ場を1本走っただけで膝がガクガク。
とはいえ、療養中にビデオを何度も見直していたおかげか、バンクにホイールを直角に当てる度胸がついて、割とスムーズに曲がれたのは嬉しかった。へっぴり腰癖が直ればもう少しいい感じになりそう。

2本目の途中で手袋の破れに気づいた。これは HIRZL の GRIPPP TOUR FF というやつで、41.97 ユーロもする安くない製品だが、使用3回目にしてこれじゃあまりにも残念。製造元に問い合わせてみよう。この点、POC Index Flow は、掌部分に Pittards を使用しているためか、非常に丈夫。色落ちがひどいのと、ナックルガードが乾きにくくて悪臭源になりがちで、また、半年くらいでナックルガードがずれて手に刺さるという欠点があったが。

ところで、この日はヘッドマウントで撮影してみたのであるが、思ったほど揺れが減らず、また、視点が高いせいで枝やら葉なんかがやたらとぶつかってうるさい。マウントも相変わらず今ひとつで、ノイズの元になっている。マウントの詰め物をもうちょい工夫しないとだめか。揺れに関しては、ヘルメットが頭にしっかりフィットしていれば軽減できそうだが、スピード感のごまかしもきかないので、次回はチェストマウントに戻すかも。

筋肉痛がひどくてあまり集中力がないので、ビデオはまた後日、この投稿内で。


[2012/05/22 追記]
当日の様子をいつもの垂れ流しで。元の映像は振動がひどいので、ソフトウェア処理で振動を低減。その代わり画質はかなり落ちるが、揺れのせいで酔うよりかはまし。
振動低減には、 Edius Neo 3 のプラグインである Mercalli を使っている。パラメータの意味や適切な設定値はまだ理解できていないが、適用後の効果は非常に大きい。ガレ場でもちょっとした砂利道程度の揺れに見えるよう補正される。カメラ自体に振動補正機能があるとこんなものはいらないはずなんだが。
天気が良かったので、初夏の緑が映える。陰影が映像をより鮮やかにしている感じだが、実際はもっとみずみずしい印象だった。

療養中...

4月18日ころから体調が今ひとつで、もう1月ほど山へ行っていない。その間、仕事は休めないから、その分疲れがたまるのか、週末も連休中もはほとんど寝たきり。仕方がないのでつまらないものを買ってみた。

ということで、今回は MTB とはほとんど関係のない話題。

Intel Core i5-3570K と、Intel DH77EB 。Intel マザーボードお決まりの不具合で、こいつの場合は UEFI が有効だとインストールがうまくいかなかったり。
それにしても、初期設定でサウンドロゴを爆音でならすのはやめてくれ。夜中に「ぎゃ~ん!!ぎゃんぎゃんぎゃんぎゃん!!」なんて、びっくりするし近所迷惑だ。

肝心の CPU は、それまで使っていたのが Intel Core i5-650 で、コア数分だけビデオのトランスコーディングは速くなった、気がする。Quick Sync Video(QSV) なんて機能もあるが、これだと画質がちょっと落ちる上に、動画ファイルサイズがちょっとでかくなるので、1回で作業を終えてアップロードする場合、全体的には余計に時間がかかる。

とはいえ、動画の編集はかなり速くなった。プレビュー時、今までは、CPU使用率が常に 100% 近く、それでいてやたらと操作が引っかかっていたが、今はだいたい 40% 前後で非常に滑らか。速くなった分、いろいろやりたくなるので、やっぱり全体で見れば余計に時間を費やすことになりそう。ビデオ・スタビライザー処理(手ぶれ補正みたいなもの)もだいたい6割くらいの時間で終わるようになった。まあ、あまり揺れないように乗ればいいんだけど。

型番に「K」がついているのは倍率フリーだそうだが、そっちの方面で何かをしたかったわけではなく、 i5 で HD4000 なのはこれしかなかったから、というだけ。この世代の CPU は、ダイとヒートスプレッダとの間に熱伝導率の低いグリスを使っているとのことで、ちょっとした負荷テストで 80℃を超える。これなら E3-1225V2 が出るまで待てば良かったかな(待っても無駄、構造は同じ)。

トランスコーディング中はずっと 100% になるわけじゃないのでここまで高温にはならないけど、山走りを本格的にやる真夏に、撮影してきたビデオをエアコンなしで編集したらどこまで温度上がるかちょっと気がかりではある。BB シェル のタッピングはやったけど、例の記事のように、ヒートスプレッダの取り外しをするのはちょっと勇気が出ない。


[2012/05/18 追記]
BIOS を 0071 に更新したら起動不能+ファンの回転が常時 100% に。Intel に問い合わせ、何とか復旧。今度はスリープから復旧できなくなったが、それは使わないことにしてしのごう。

[2012/05/31 追記]
HDを WD1002FAEX に戻したら、ファン回転数以外の今までの不具合が嘘のように解消。ST1000DM003 の問題だったのか?久々の Seagate だったが、やはり私との相性が悪いようだ。

油圧ディスクブレーキとかなんとかかんとか

油圧ディスクブレーキに関する個人的な感想を書いてみる。 輪行に難あり、または輪行は不可能という幻想 自分もVブレーキから移行した当初(2010年頃)はそう思っていたが、実際やってみると慣れの問題で、輪行は油圧ディスクブレーキを忌避するための決定的な要因にならない。 片道で1回と数...