USTリムにチューブレスレディタイヤ装着

Mavic EX823 に、Tubless Ready の Continental X-King 2.4 Protection を装着。Rubber Queen やら Mountain King II やら、まともなUSTタイヤを持っているくせに、なにをいまさら、という感じだが、Tomac Automatic 120 の方で、いつの間にかリアタイヤ(Mountain King II)とフレームが干渉するようになっていたので、もうちっと小さめの2.4タイヤを、そして、いままで使ったことのない方法で、ということで(UST の X-Kingは過去に使用済み、しかし河川敷まで)。

タイヤはUSTじゃないので、シーラント Effetto Caffélatex sealant でシール。これもやはりUSTタイヤと同様気合いがいる。ただし、USTの5割増しくらいのポンピングスピードと、3倍の根気が必要だった。
1回目は勝手が分からず、100mlのシーラントを入れた後、USTと同じ要領でのろのろ空気を入れたらぶじゅぶじゅシーラントが漏れたのにびっくりし、半ばあきらめモードで入れたシーラントを廃棄。
2回目は、ちょっとシーラントをケチって90ml入れた後、シーラントが漏れるのも構わず、とにかく勢いよく空気を入れ続けたら意外とあっさりビードが上がった。
以下、あんまり参考にならないかもしれない手順。巷の手順ではコンプレッサーやタイヤレバーを使った作業が多数なので、今回はどちらも使用せずに何とかした、やってみたらやっぱり何とかなった、の一例として(どちらも手元になかったというのが理由の一つであるけど)。
  1. リムをきれいにする
    リムに付いている汚れや油・グリス等をきれいに拭き取る。
  2. リムにチューブを入れてタイヤをはめる
    折りたたまれて出荷された新品タイヤは、ビードがリムになじんでいない場合が多いので、リムになじませるためなじませておく。適正空気圧でしばらく走っても良いし、一晩放置しておいても良い。
  3. チューブを外す
    ビードがリムに十分なじんだら、チューブを外し、40PSI程度まで空気を入れる。ビードがすべて上がりきったら空気を抜く。
  4. タイヤ内部をきれいにする
    中性背印材を溶かした水をたわしにつけ、タイヤ内部をごしごし洗う。シーラントの乗りを良くするのと、チューブから落ちた粉末を取り除くために行う。
  5. シーラントを入れる
    バルブコアを外し、インジェクターでシーラントを注ぎ込む。このとき、インジェクター付属のビニールホースからアダプターを外し、アダプターが着いていた方をインジェクターにつなぐ(インジェクターのピストンになんか付いているが?)。入れ終わったら何回かホイールを回す。
  6. 空気を入れる
    ホイールを垂直に立てる。ホイールの重さでタイヤが潰れてないことを確認し、ポンピングを開始する。数回のポンピングでやめてしまうと0PSIに下がるので、0PSIに下がらなくなるまで容赦なく数10回ポンピング、シーラントが漏れてきても気にせず、気合いと空気を入れ続ける。目標は40PSI。もうこれはがんばるしかない。「UST規格のチューブレスタイヤ」で書いたように、JoeBlow Mountain みたいな高容量ポンプで、大量の空気を送り込めないと無理そう。
  7. シーラントを行き渡らせる
    ビード付近だけではなく、サイドの微細な穴からも空気が漏れるので、タイヤ内部全体にシーラントが行き渡るよう、タイヤを寝かせたり回したり、とにかくいろいろな方向にホイールを振る。すぐにMTBに取り付けると、サイドのシールがうまくいかない場合があるので、少なくとも片面数時間ずつくらいは寝かせておいた方が良いと思う。シールが不完全だと、放置後に空気圧がかなり下がっているはず。今回使用したシーラントは、回転させることでシーラントが泡立ち、サイドにもまんべんなく行き渡る、ということになっている。今回はシーラントが少々少なかったせいか、ホイールを傾けることでサイドの小さな穴を塞ぐことができた。

こちらの記事にあるとおり、Racesport 版も、サイドに細かな穴があるため、「よく振って寝かせる」("shaking the wheel and rest)が解決策とのこと。また、タイヤレバーを使ってビードをリムにきっちり乗せてからやると良い、というtipも動画で紹介されている。この動画では、コンプレッサーを使わず、フロアポンプでビードを上げているようだ。

それから、シーラントが結構こぼれるので、作業場所に注意。固まる前にすぐに拭き取れば良いが、当然のことながら、布はしっかりシールされてバリバリになってしまう。乾く前に水で洗えばOK。

潤滑剤なしでタイヤレバーを使わずにタイヤをはめるのは難しくはないが、手荒れを気にする場合はお勧めしない。初めてだったせいか、1時間ほど格闘しただけで指先が結構がさがさになった。また、握力に自信がない人にも難しそうである。

Rubber Queen 2.4 UST や、Mountain King II 2.4 UST と比較すると、サイドがずいぶんと柔い。ノブも回転重視に見える。Rubber Queen に頼り切ってきた今の技術のまま、これで怪我をせず山を走れるのだろうか?とりあえず今週末のテスト結果次第となる。


[2012/08/08 追記]
シーラントが落ち着かず、近所を1時間くらい軽くひとまわりしてから放置したところ、圧が半分くらいになってしまった。なかなか手強い。

[2012/08/10 追記]
いきなりシーラントを入れないように手順を修正。

[2012/08/12 追記]
チューブを入れてなじませる手順追加に合わせ、タイヤ内部の清掃をその手順の次に移動。

[2012/08/14 追記]
この手順で使用したのは Effetto でしたが、結局 Stan's に入れ替えたので、Effetto の手順としては当てにならなくなりました。やはり老舗が実績もあり信用できるようです。

如意棒思案

いろいろな人から、如意棒は良い、是非とも入れるべき、というような話を聞く。27.2 があるのは限られていて、Kindshock Lev とか、Gravity Dropper あるいは X-Fusion Hilo くらい。

で、27.2 も出る予定のこちらの如意棒 Speed Dropper 、クランプもボルト2本で固定がしっかりできそうなので、良い感じ。

発売元が MS PRODUCTS だが、製造元は google で調べると韓国で作っているような結果が数件。当国では今年の 2/15 に発売済み(297,000ウォン)とか。KOWA から出る、ということが書いてあるものの、当の KOWA には本件についてなにもなし。
自転車部品といえば日本・台湾・中国・アメリカ・カナダあたりがよく聞くが、韓国はあまり聞かない。続報を待とう。

[2012/10/14 追記]
こちらのブログで、やはり韓国製であることが判明。これからいろいろな人が実走レポートを挙げて下さるはずだから楽しみ(自分は手を出さずに様子見)。

そしてまた Stanton eBay オークション

Stanton Bikes Slackline 853 の eBay オークション再び。フレームの方は新品未使用だけどトップチューブに小傷ありとのこと。SLX完成車は MBUK テストバイク。この日の投稿で紹介した、Bike Radar の記事で使用したもの。
仕様一覧にある "Continental X-king 2.4 tubless black chilli compound" は、なんかの間違いでしょう。X-King 2.4 で Black Chili コンパウンドなのは Racesport と Protection で、"TUBELESS" がプリントされた写真のリアタイヤは UST で、非BC 。しかも、フロントタイヤは Mountain King II 2.4 UST じゃなかったか。相変わらずおおらかで楽しい Dan である。

なかなか発表されない Slackline Ti

6月予定が、7月になっても発表されない Slackline Ti。
暇つぶしにあちこち眺めていたら、SRAM XX1  とか、なんか大変なことになっていた。私は価格や入手性・サポートの面で、シマノを使っているが、XX1 のRDにはかなり惹かれる(画像はSingletrackから)。

もうひとつ、Cotic がいろいろアップデートしている。Rocketman で有名な Rocket はだいぶ前に発表になったが、BFe も素材を変更(ダウンチューブに「Reynolds 853 DZB」を採用)し、ヘッドチューブが44XXになった。ジオメトリも若干変更。

あとは、シュワルベが650Bタイヤを一気に追加、とか、ソニーJVCがアクションカメラに参入、等。


[2012/07/12 追記]
FB をのぞいてみたら、6/29 にダウンチューブの写真が投稿されていた!なぜ見落としたのだろうか...。

USADA、ランス・アームストロングに「クロ裁定」?

USADA、ランス・アームストロングにクロ裁定 。日本語のソースが見つからない。私の読み間違いのはずだ。英語勉強しなきゃ。

「陽性」とされたのは、2009-2010の血液サンプル。すでにツール・ド・フランス7連覇の時期でもない。

ランスからの公式声明

PD-MX80 入手

シマノ PD-MX80 を入手。マレーシア製。予備のピン8本とスペーサー16個・レンチが付属する。

スペーサーをすべて取り除き、ピンを2本ずつ追加したので、左右で490gになった。用途は決まっているが、しばらくの間箱入り。

白い部分はつや消し塗装、ベアリングは黄色(金色)のボルトを外せばメンテナンスできそう。軸はクロモリ製。

ぶつけにくい裏側からピンを締め込む方式は合理的だ。表からだと、ピンの破損具合によっては交換が不可能になる。また、トルクス(ヘックスローブ)であるため、力をかけやすく、6角ボルトより狭い空間でもピンの取り付けが可能になっている。

Fox 2013

Fox 2013 がいつの間にか出ていた。日本の代理店の小売価格は、2012年版よりまた安くなっているようだ。注目はやはり CTD と、34 FLOAT 160mm か。CTD は、 2014年版で改良が入るかもしれないので、今年は見送りにしておこう。カシマコートの色やダストシールは、「初代」である 2011年版より「2代目」の2012年版の方が良くなったし。

私は初物でいつも少しばかり痛い目(XTRのオイル漏れなど)に遭うので、やっぱり評価が定まってからの方が良さそうだ。
こうでも書いておかないと、この梅雨時 物欲を抑えるのが難しい。そもそも、デザイン(外観・設計)も製品の構想も、いいところを突いているし、おまけに円高を十分に反映したこの価格設定では...。

Slackline 853 の ISCGタブについて

Stanton Bikes Slackline 853 は、ISCG05 タブが溶接されているが、BBシェルに対して平行になっていないことは以前から何度も書いているし、Q&A でも指摘済み。とはいえ、05 用のチェーンテンショナーを取り付けるとどのような不都合があるのかは今までやってなかったので、今回実際に取り付けて確認してみた(ただし、ISCG05用のテンショナーを取り付けた写真は取り忘れたので今回はなし)。使用したチェーンテンショナーは、Blackspire Stinger

1枚目の写真は、BBを真下から見たもの。黒いパーツは、BB共締め用の Stinger 。BBは軽くフェーシング済み。共締めなので、Stinger が曲がっていなければ、BB断面の延長線ができているといえる。
見ての通り、タブと Stinger との間にはほとんど隙間がなく、左(ダウンチューブ側)に向かうに従って、隙間が大きくなる。

2枚目の写真は、BBをダウンチューブ側から見たもの。背景が暗くて分かりづらいが、上下の矢印間に、約 2mm の隙間ができている。
このままテンショナーを取り付けると、下側のボルトと、インナーリングのボルトが接触する。変速にはさほど支障がなさそうだったが、まともにペダリングはできなさそう。ボルトの頭を削れば何とかなりそうだったが、そこまでせずとも共締めのやつがあるんで、以下3点を言い訳にして潔くあきらめた。
  1. ISCG05タイプ+BBスペーサーの合計重量が、共締めタイプより重い。
  2. ISCG05タイプは、取り付けに新たに3つのボルトが必要になるため、ボルトの緩みを気にする箇所が3点増える。
  3. 面倒くさい。
2に関しては、ノルトロックで解決できそうだが、1+3が大きいので試してもいない。

余談だが、自転車部品は、でかいボルトで締結する方が緩みにくそうで、ディスクローターなんかも、経験上、センターロックの方が緩みにくい。6穴は、取説通りに取り付けても割とすぐに緩む。過去に8月ほどセンターロックのディスクローターを使って、緩んだことは一度もない(手元にセンターロックのホイールがないのでこれ以上試しようもないが)。モンキーとCS工具でぐいっと取り付ける方が、短時間で確実・安全に作業ができるし、効率も良い。


Slackline Ti のISCGタブがこんな具合だったら笑うしかないな。

Slackline Ti 、あと2週間(くらい)

FB によると、Slackline Ti は、あと2週間で出来上がって Dan の手元に届くとのこと。FB には無塗装・無研磨のシートステーブレースの写真が掲載されていた。デザインの面では「スーツの御名入れサービス」的でアレだが、完成したフレーム全体の一部になった場合は印象が変わるかもしれない。

SSD

PCのパーツ交換で一番体感できるのは記憶装置、というのは前から知っていたが、SSDは寿命やプチフリーズ問題があったのと、なにより容量あたりの単価が高くてしばらく躊躇していた。
しかし、やはり使ってみるとその圧倒的な速度に驚いた。タイヤで言えば、Kenda Nevegal から Conti Race King に交換して舗装路を走るくらいの差がある。
まずOSやアプリの起動が速いのは当然として、動画変換も2倍くらいの速度になった。今までは I/O がボトルネックになって高速なCPUを使い切れてなかったようで、AVI -> MP4 変換時の CPU 使用率は、最初の数秒だけ 70% 近くまで上がり、その後完了までずっと 30% 位をうろうろ。SSD に交換してからは終始 80% 程度の使用率に。動画変換は変換処理そのものの負荷が高いと思っていたが、ディスク I/O がこんなに影響するとは意外。そもそも HD がおかしな設定で動いていたのか?動画変換以外ではかなり速いと感じていたのでそれもないか。でも、すべての動画ファイルで一様にこういう結果になるわけじゃないので、もうちっと検証が必要だな。

QSVで変換処理を行うと、さらにこれの5倍くらいの速さだが、動きの速い映像でブロックノイズが発生しがちで、一目で劣化が分かるくらい。最終アップロード用はCPU、確認用はQSVなんていう使い分けにしてみよう。

チェーンテンショナーの件もそうだが、先入観にとらわれずにいろいろやってみる方がいいな。




そういや、Stanton が 4x/DJ 開発中

開発中の Stanton Bikes 4X/DJ フレーム。FBには結構前から何枚か写真が出ているし、近々発表になると思うのだが。公式サイトのどこにも出てないので、写真の転載は控えておこう(開発中である旨をここに投稿することについては Dan の許可済み)。自転車屋を辞めて Stanton Bikes 一本に絞ってから、Dan はだいぶ精力的になってきた感じ。

まだ名前がついてないので、良い案があればぜひ、FB 経由で Dan へ。

[2012/06/03 追記]
Stanton Bikes の最新ビデオ。レースで使っているのは Slackline 853 だが、冒頭にちょびっと出てくる銀色(raw colour)で、Mavic Crossmax SX を履いているバイクが、その 4X/DJ フレーム。まだプロトタイピング中で、今は強度の確認をしているとのこと。 私は 26 インチが好きなので発売されても買うつもりはないが、品揃えが増えていくのは自分のことのように嬉しい。

チェーンテンショナー装着

ローラーが近すぎたので後日調整
 先週注文した Blackspire Stinger がようやく届いた。以前の投稿では、K-Edge DIRT-3 があれば十分みたいなことを書いていたが、やはり落ちないに越したことはないので、多少の重さ(本体重量とペダリング)には目をつぶってみた。
早速、試走がてら近所の川っぺりにある階段を下りてみたところ非常に良い感じで、チェーンの落ちる気配がまったくない。調子に乗ってバニーホップもどきなんかをしていると、妙な音とともにローラーが外れて川の方へ転がっていく!
ばらけたパーツを慌ててかき集めてみたものの、ローラーを裏から留めるボルトが見つからない。ミニマグ LED XL 200 なんていうやたらと明るいライトを持っていたが暗くてどうにもならなかった。山へ行く前にもうこれか、と思ったが、家にたまたまあったステムのプリロードボルトで復活。相変わらず間抜けすぎだ。

Slackline にはISCG05タブがついているものの、斜めに溶接されているせいで、きちんと変速するにはかなり手間がかかるという話を Slacker#2 のクルトさんから聞いていたので、今回取り付けたのはBB共締めタイプ。これだとダメな感じに溶接されていても関係ない。Slackline のタブはフロントシングル専用になってしまってるな。


この映像は日曜の様子。同じところを走ったんだけど、先週より調子が悪かった。コンタクト装用に失敗して一日中目が痛く、肝心なところでずれて視界がぼやけたりしたのもあるが、なんだかよく分からん。ま、次がんばろう!
カメラの揺れとノイズは、前回より少しましになった。ヘルメットマウント部に隙間があり、ここにちょっと厚めの紙を切って二つ折りにして挟んだだけだが。激しい動きを想定している製品のはずなのに、どうにもこうにも詰めが甘い。
カメラの角度はやはりヘルメットの方が良いと思う。チェストマウントだとどうにも狭苦しい感じがしてしまって、そこへブレ補正を入れるとさらに視界が狭くなってしまう。ヘルメットからだと視点が高くて見通しもいいし、ストラップのびよよんな揺れもないのがなにより。

 [2012/06/02 追記]
テンショナーのローラーがチェーンリングに近すぎたので修正。近すぎると遊びがなくなる分、フロントとリアの位置によっては、チェーンのリンクに抵抗が増える。ま、当然のことだが。

そういや、テンショナーのブランド名は "Blackspire" または "BLACKSPIRE" で1単語のはずだが、あちこちで "Black Spire"なんて2単語に分けて書いてるのを見かける。MicroSoft とか OutLook とか、訳の分からんのも昔からあるんでちょっと気にる。

約1月ぶりの山

ほぼ1月ぶりの山遊び。リハビリを兼ねていつものツアーに参加してきた。予想通り脚力がかなり落ちいて、登りで立ち漕ぎするとすぐに脚が動かなくなるし、下りではガレ場を1本走っただけで膝がガクガク。
とはいえ、療養中にビデオを何度も見直していたおかげか、バンクにホイールを直角に当てる度胸がついて、割とスムーズに曲がれたのは嬉しかった。へっぴり腰癖が直ればもう少しいい感じになりそう。

2本目の途中で手袋の破れに気づいた。これは HIRZL の GRIPPP TOUR FF というやつで、41.97 ユーロもする安くない製品だが、使用3回目にしてこれじゃあまりにも残念。製造元に問い合わせてみよう。この点、POC Index Flow は、掌部分に Pittards を使用しているためか、非常に丈夫。色落ちがひどいのと、ナックルガードが乾きにくくて悪臭源になりがちで、また、半年くらいでナックルガードがずれて手に刺さるという欠点があったが。

ところで、この日はヘッドマウントで撮影してみたのであるが、思ったほど揺れが減らず、また、視点が高いせいで枝やら葉なんかがやたらとぶつかってうるさい。マウントも相変わらず今ひとつで、ノイズの元になっている。マウントの詰め物をもうちょい工夫しないとだめか。揺れに関しては、ヘルメットが頭にしっかりフィットしていれば軽減できそうだが、スピード感のごまかしもきかないので、次回はチェストマウントに戻すかも。

筋肉痛がひどくてあまり集中力がないので、ビデオはまた後日、この投稿内で。


[2012/05/22 追記]
当日の様子をいつもの垂れ流しで。元の映像は振動がひどいので、ソフトウェア処理で振動を低減。その代わり画質はかなり落ちるが、揺れのせいで酔うよりかはまし。
振動低減には、 Edius Neo 3 のプラグインである Mercalli を使っている。パラメータの意味や適切な設定値はまだ理解できていないが、適用後の効果は非常に大きい。ガレ場でもちょっとした砂利道程度の揺れに見えるよう補正される。カメラ自体に振動補正機能があるとこんなものはいらないはずなんだが。
天気が良かったので、初夏の緑が映える。陰影が映像をより鮮やかにしている感じだが、実際はもっとみずみずしい印象だった。

療養中...

4月18日ころから体調が今ひとつで、もう1月ほど山へ行っていない。その間、仕事は休めないから、その分疲れがたまるのか、週末も連休中もはほとんど寝たきり。仕方がないのでつまらないものを買ってみた。

ということで、今回は MTB とはほとんど関係のない話題。

Intel Core i5-3570K と、Intel DH77EB 。Intel マザーボードお決まりの不具合で、こいつの場合は UEFI が有効だとインストールがうまくいかなかったり。
それにしても、初期設定でサウンドロゴを爆音でならすのはやめてくれ。夜中に「ぎゃ~ん!!ぎゃんぎゃんぎゃんぎゃん!!」なんて、びっくりするし近所迷惑だ。

肝心の CPU は、それまで使っていたのが Intel Core i5-650 で、コア数分だけビデオのトランスコーディングは速くなった、気がする。Quick Sync Video(QSV) なんて機能もあるが、これだと画質がちょっと落ちる上に、動画ファイルサイズがちょっとでかくなるので、1回で作業を終えてアップロードする場合、全体的には余計に時間がかかる。

とはいえ、動画の編集はかなり速くなった。プレビュー時、今までは、CPU使用率が常に 100% 近く、それでいてやたらと操作が引っかかっていたが、今はだいたい 40% 前後で非常に滑らか。速くなった分、いろいろやりたくなるので、やっぱり全体で見れば余計に時間を費やすことになりそう。ビデオ・スタビライザー処理(手ぶれ補正みたいなもの)もだいたい6割くらいの時間で終わるようになった。まあ、あまり揺れないように乗ればいいんだけど。

型番に「K」がついているのは倍率フリーだそうだが、そっちの方面で何かをしたかったわけではなく、 i5 で HD4000 なのはこれしかなかったから、というだけ。この世代の CPU は、ダイとヒートスプレッダとの間に熱伝導率の低いグリスを使っているとのことで、ちょっとした負荷テストで 80℃を超える。これなら E3-1225V2 が出るまで待てば良かったかな(待っても無駄、構造は同じ)。

トランスコーディング中はずっと 100% になるわけじゃないのでここまで高温にはならないけど、山走りを本格的にやる真夏に、撮影してきたビデオをエアコンなしで編集したらどこまで温度上がるかちょっと気がかりではある。BB シェル のタッピングはやったけど、例の記事のように、ヒートスプレッダの取り外しをするのはちょっと勇気が出ない。


[2012/05/18 追記]
BIOS を 0071 に更新したら起動不能+ファンの回転が常時 100% に。Intel に問い合わせ、何とか復旧。今度はスリープから復旧できなくなったが、それは使わないことにしてしのごう。

[2012/05/31 追記]
HDを WD1002FAEX に戻したら、ファン回転数以外の今までの不具合が嘘のように解消。ST1000DM003 の問題だったのか?久々の Seagate だったが、やはり私との相性が悪いようだ。

やはり乗り手の性能

Slackline 853 に乗り慣れてからは、ヘッドアングルは 68°までが良いとかフォークは150mmないと怖いとか、そんな風に思っていたが、ちろさんの記事で紹介されたビデオを見て、やはり大事なのは乗り手の性能だと改めて思った(何回目だ?)。

いい年してビデオのようなことをすると大けが必至だし下手をすると死んでしまうから妄想だけに留めておくが、もう一度 26er XC バイクを乗る良いきっかけになった。

そういえば、Nukeproof のニューマシン "Rook" は、プロトタイプでフォーク・ショックともに X-Fusion を使っているが、Tomac はどうするのだろうか?Joel が GM なんだから、もっと積極的に、Snyper 140 あたりまで使っていっても良いと思う。

またまた Slacker 3人とヨシ課長集合

去る4/15、クルトさんの庭をナタジゴさんとヨシ課長が走るのにお呼ばれした。このメンバーで一緒に走るのはこれが2回目。前回はナタジゴさんの地元だったので、今回はクルトさんおすすめの山を走ることになった。
そういや、私には「庭」がないなあ...。もうちっと開拓してみるか。
前日が雨(もう一体何回目だ?コンチクショーいい加減にしろ)、そのため路面は少々緩んでいて、また、少し前の暴風雨のためあちこちに倒木や大きめの枝が転がっていて、予習ビデオより難易度が上がっていた。

さっそく枝をよけ損ねて転倒、その後のスイッチバックスで前輪を取られて転倒、後半でスリップ。ここは深く反省。だめそうなら潔く降りるべきだった。
狭い切り返しで四苦八苦したが、道幅が広がり、足下が岩っぽくなれば、ラインなどあまり考えもせずににズガズガ大味に下れる。
ナタジゴさんとヨシ課長のお二人はご家庭の事情で午後の部途中でお帰りに。私はクルトさんのもう一つの庭にあるシングルトラックを堪能してから帰途についた。


帰りの列車を待っているとき、輪行袋の破れに気づいた。2009年暮れに長瀞ツアーに通い始めた頃から使っているのでもう十分ともいえるけど、ハンドルバーが当たるこの部分が破けただけなので、もうしばらく使い続けたい。袋から堅いものが飛び出しているのは危険なので、何かかぶせるものを用意せねば。以前なら、そこらで売っている革をちょいちょいと縫い合わせて作ったもんだが、今は余りそういう気にもならないので、履かなくなった靴下を重ねてしのぐか。

そろそろ 29er やらロングトラベルフォークやらワイドバーやらに対応した輪行袋を出してくれないかなあ。あんまり売れてないからなのか、どこもまるでやる気がないみたいだ。


ビデオに映る自分の腕が細すぎてカオナシみたいだ。

Nukeproof Generator ハブ

Nukeproof Generator ハブはなかなか汎用性があって良い。フロントは 9QR/15TA コンパチ、リアは 135x9QR/135x12TA/142x12TA コンパチ。

Slackline で使っているフロントホイールは 15TA で、9QR のシャフトが付属する。 TS-2.2 なんかを使ってホイールの振れ取りをするとき、このシャフトをはめればアダプタがいらない。

リアはフレームが無難な設計なので 135x9QR 。もし 142x12TA で使いたいときは、QR to 135x12mm axle kitSyntace Conversion kit を組み合わせればOK。これは Nukeproof に直接聞いたので間違いない。AM用途で使う限り、手持ちのホイールを無駄にせず、新しい規格に対応できるのでこれはありがたい点だ。「新しい規格」のフレーム、こういったものは「当分」買うつもりはないが。


というわけで、Generator ハブはおすすめではあるが、フロントハブのナットが必ず緩む。年式の違う同じハブを使っている Slacker #2 さんも同様の症状が発生したそうで、ナット緩みはこのハブ特有のものみたいだ。緩み始めると走行中にチャリチャリ音がするのですぐに分かるが、気をつけないと事故につながる、かな。構造上ここが緩んでも多分問題ないはずだが。

[2012/06/03 追記]
リアも緩んだ。3枚目から2段リリースしてトップに入れると異音がしたので、トップからローまで1枚ずつ変速していったら、ローにチェーンが乗るところでスプロケットが動くよ!先週の山で時々調子が悪かったのはこのせいだったのか。こんな状態で今日も階段下りをしていたとは...。

新しいのが出るとすぐに欲しくなる

SAINT M820 公式が出ていた。キャリパーの右側にバンジョーがついている点が良い。というかこれが普通だろ。特にリアにマウントする際にシートステー内側からホースを回すと、バンジョーが左にあるとかなり無理がある。XTR/XT/SLX はどれも左側で、設計ミスにしか思えん。

SAINTは全く関係ないが、ちろさんところで紹介されてた Bike Radar の記事、こいつを読むと、SLXで良いんじゃないかな、と思ったり。「去年みたいに、ぬれた状態でもテストしないと意味ねえよ」なんてコメントがあったが、シマノ製品であれば、同じローター・同じパッドを使えばピークパワーだけで差が分かるので、残りは実際の使用感か。SLXは安いから買ってみても良いな。

Bike Radar では、Fox 2013 年モデルの詳しい話が。こちらは昨年末、すでに漏れていた情報なのでそれほど目新しくもないけど、カタログ写真以外の角度から見ることができるのが良い。フォークとショックで新たに投入される "CTD" は "Climb, Trail and Descend" と書いてあるけど、 "Climb, Trail and Downhill" といってるサイトもある。
Purists will invariably scoff at the new CTD design, saying it removes a level of customization and fine-tuning available with the current models' collection of individual adjustments. While there may be some truth to that (we'll get to our ride impressions later), CTD's simplified interface takes the guesswork out of the process and will make it easier for the majority of FOX suspension users to extract more performance.
とあるように、2012年モデルまで可能だったユーザによる自由な設定を制限するもの、という意見もある。私などは、微調整しても良くわからんので、3段階で簡単に最適化できるんならそれで良いと思う。結局常に "D" モードで使ってるかも知れないし。

あと、650B(27.5インチ)も。こっちはもうしばらく様子見。26インチでも、Rubber Queen 2.4 UST みたいなタイヤをはめるだけでタイヤを含めた直径はだいぶ大きくなるので。それでも 29er バイクの奇妙な見た目に比べると遙かに良い感じだ。Mavic がフリーライドUSTリムを出して、Conti が RQ UST の 650B 版を出したら飛びついてしまいそうだ。

[2012/04/24 追記]
ちろさんところで知ったが、Saint にはこんなサイトもあるのか。プレスリリースより画像も説明も豊富。今のところビデオは "comming soon" だけど。

[2012/04/26 追記]
pinkbike で、Aaron Gwin のビデオ公開中!

ほぼ1月ぶりのツアー参加

走るのが楽しすぎて自転車の写真取り忘れた。

朝から快晴、ガイドの親分が先日の暴風雨で落ちた枝を片付けてくれていたおかげで今年最高の路面を走り抜けることができた。

前半は相変わらず調子が出ず、木にぶつかる場面も。また、斜面にびびる癖が直らず、相変わらずケツを引きすぎ・早くにバンクを降りすぎ。もっと斜面を使って滑らかに走れば、意外と安全なはずなんだが恐怖の方が勝ってしまう。それでも、うまい人の後ろについてトレースしていけば何となく走れてしまうこともあったり。
もっとうまくなりたい。

しかし、バックパックが重い。ガイドの親分のバックパックより重い。しばらく中身の点検をしていないので、いつの間にかいらないものが増えている可能背がある。今週末までにちょっと整理してみよう。

Bike Radar に、Slackline の記事

Slackline 853 の記事が、今度は、Bike Radar に。新しいビデオも掲載されている。
Slackline Ti の仕様(30.9mm シートチューブ、44mm ヘッドチューブ、トップチューブの内部ケーブルルーティング)について、Bike Radar が
We wouldn't be surprised if these changes trickle down to the steel Slackline too.
っていうのはまさにそう、Slackline 853 Rev 2 とか出して実現して欲しい。特にヘッドチューブとシートチューブかな。 また、別途 Dan に聞いた話によると、Ti の方はリアの幅を少し広げるそうである。そうすると RQ 2.4 が使えるのかな?ま、その前にまっすぐ溶接されてないISCGタブと、剥がれやすい塗装を改善するのが先だけど。私からも Dan に伝えてあるが、Slackline オーナーの方は、気になることを率直にどんどん伝えて欲しい。

また、記事の Dan の話
I managed to find a factory in Asia
の通り、Stanton Bikes のフレームはアジア(いくつかの写真から台湾と思われる)で製造されている。もちろん、853 は Reynolds でイギリス製、ヘッドバッジも同じくイギリスの工房で制作したものだ。Ti はどこのチューブを使うんだろう?これも聞いてみるか。


[2012/06/25 追記]
Ti のフレームはレイノルズではないとのこと。価格からするとおそらく台湾とかそっちの方だろう。 大切なのはやはり溶接技術だそうで、大気中で酸素や窒素に触れたまま溶接するとものすごく硬く脆くなるらしい。 Dan も言っていたが素材に関しては大差ないと思われる。台湾といっても、全部が全部高技術な訳じゃないし。しつこいようだが、Slackline 853 のISCGタブを見ればよくわかる。

日本の代理店について思うこと

気になるフルサスフレームがあったので、日本代理店のサイトを見たところ、Small と Medium しか扱っていない。日本人の平均的な体格を元に売れ筋を検討した結果、Large より大きいものは扱わないことにしたのか。
ということで早速アメリカから取り寄せてみようとすると、現地のショップは代理店のある日本へは出荷できないという。代理店では売ってない、でも個人輸入はできない、で完全に行き詰まった。
自分のところ通して欲しいなら全部入れれば良いし、そうでなければ個人輸入ができるような契約にすりゃいいのに。


...とまあ、これで購入意欲はなくなり、そのおかげで無駄遣いしそうになったのを思いとどまるきっかけになったので、結果的には良かったけど。
最終手段として転送サービスを利用するという手もあるけど、今回はやめておこう。
やりかたとしては、ちょっと安い Fanatic Bike から、転送サービスへ納品させ、そこから自分の住所へ送ってもらう。送料は Fanatic Bike から直送と大差ない(Fedex の場合)。どうしても Large / X-Large が欲しい人はこういったサービスを活用すると良いだろう。興味がある人は、自分のケツは自分で、の心意気でやってみよう、そして私に結果をご連絡下さい。

ちなみにこの Fanatic Bike 、質問に対する返答はとても早い。自分のところで組み立てたバイクの写真もかなり良く、ただ売るだけという姿勢ではないように思えた。


参考:JETRO の「貿易・投資相談Q&A」。代理店とか販売元とか。


[2012/06/17 追記]
Cotic に関しては、H社がようやくホームページを更改、取り扱いがあることを明示した。価格は 78,500円。どれだけ売れるか分からないもんだからまあまあ適正価格の範囲か。

Slackline Ti プロジェクト、順調に進行中

以前の投稿で書いた Slackline Ti は、順調に制作が進んでいるようである。Dan によると、5月末頃に最終サンプルが上がってくるそうだ。チタンフレームというと、その素材特性(強力な酸化皮膜による耐食性)を強調する方向になるから、塗装は最小限になり、デザインはどれも似たり寄ったりになる。Slackline もそれほど目新しい外観ではないと思われる。Cotic Soda がなかなか良い感じの外観なので、Danが設計するもんだから、Soda よりすげーのができると期待してっけど?と言ってみたところ、彼の返答は "its going to be much much better!" とのこと。

うーん、一体どんな感じになるんだ?ポリッシュ+最小限の装飾と言っていたが...。

Slackline Ti が採用するのは「3-2.5Ti」というもので、チタンにアルミ3%とバナジウム2.5%を混ぜたものだそうだ。強度(strength)は 631 よりちょっと上、硬さ(stiffness)はその半分くらいとされている。そうすると、割と柔らかい仕上がりになるものと思われるが、Dan はどのように設計しているんだろうか?また、チタンフレームを検索すると、溶接部付近にクラックが入ったという事例が散見されるので、ここら辺をきちんとしておかないとかなり痛いことになる(乗り手も痛いし、Dan も相当痛い)。

予価は GBP1,100、送料を含めると日本円で165,000くらいになる。カシマコートの RP23 を装備した Tomac Snyper 140 2012 が買えちゃうね。やはり 853 みたいに安くはならない。でも、853 があれだけ乗りやすいとなると、こちらもかなり気になる存在だ。いつものことながら、イギリスに行かないと試乗車に乗れないという状況なので、欲しければ意を決して買うしかない。どうしたものか。チタンは焼き付きにも注意がいるしな...。

今度はイタリア人が Slackline 853 購入か

FBで知り合ったイタリア人合気道師範が Slackline 853 を買ったそうだ。彼はもともと私の Automatic 120 が気になっていたようだが、FBに投稿した左の写真で物欲をかき立てられた様子である。そして、私のバイクと同じセットアップにしたいと仰せである。彼の書く英語は不得要領であることが多いので、「買った」といっても「買うつもり」だったりするので現時点では確定的ではない。買ったのならそのうち写真を送ってくれるだろうからそのときまで待ってみよう。

私自身はかなり気に入って乗っているのであるが、どう感じるかは人それぞれであって、見た目と私の感想だけで買ってしまうというのはどんなもんなんだろうか。しかも、彼に対してそれほど詳しい情報は伝えてないわけだし...。まあ、彼は彼なりにいろいろ検討した結果ということにしておこう。そもそも写真だけで買ってしまった私がひとのことを言える立場にないな。

Slackers Petit Weekender の様子

若干緩い路面があり、ナタジゴさんが2回、ヨシ課長が1回、ちょいスリップ。どーんと落ちたり完全にひっくり返ったりしたわけではないので、大したけがもなく、楽しいままみんなで無事下山。私も一瞬ひやっとするところがあったが、強力なホイールとタイヤ・フォークに助けられて難を逃れる。
前半で結構丈夫な枝を前輪で巻き込んだとき、枝がダウンチューブを叩いた。このフレームのダウンチューブは本当にいい音がする。走行中もいろいろなものがぶつかって音が鳴るのだが、そのたびに塗装が剥げ落ちている気がするが、実際に見てみるとそれほどでもない。ひっかき傷は相当なもんだけど、今のところベリッとはがれるような傷はない。雨の中を乗ることはないが、この剥がれやすい塗装は5年後にどうなっているだろうか。

前回はバックパックのチェストストラップの留め忘れで鬱陶しいノイズが乗ってしまったので、今度こそは!と細心の注意を払ったつもりだったが、今度は無線機のアンテナが。本当にどうしようもなく間抜けな自分にうんざり。ただ、それがなければノイズは発生しないようなので、先日の対策以来、GoPro 本体のノイズ対策はうまくいっているといえそうだ。

Slackers Petit Weekender

3/31の第2回 Mini Weekender が中止になったので、#6ナタジゴさんのご案内で、本格的な山を走ってきた。

この日のメンバーは、ナタジゴさんとヨシ課長・私の3名。1000mくらい車で上げてもらって、そこから2時間ほどの押し担ぎ。これくらいの標高になるとまだ雪が溶けておらず、山頂付近では凍結登山道に神経を使った。幸い、ナタジゴさんの事前情報通り、ハイカーはかなり少なく、先週の単独登山に比べるとストレスなく登り切ることができた。また、出会うハイカーがいずれも友好的だったのも良い。

山頂の避難小屋では湯を沸かしてもらい、熱いカップラーメンとコーヒーで体を温める。一人で行くときは総菜パンとゼリー飲料程度なので、これは大変ありがたい。

そして、下りは、こちらもナタジゴさんが前日に教えてくれたとおり、ハイカーも登り返しも少なく、非常に楽しく下ることができた。
乗ったまま通れない岩場があったが、全般的に険しい部分がなく、ちょっとしたドロップオフと、窮屈でしかし楽しいスイッチバックス、ひやっとするシングルトラックなど、マウンテンバイクで山を走る醍醐味を凝縮したようなルートで、それが1時間半も続くという、関東地方では最高の一日を過ごせた。車がないと前半で疲れすぎてしまうのでこうはいかないだろうなー。

下山後に立ち寄った雑貨屋の前で缶コーヒーを飲みながら一休みしていると、店の中から店主のおじいさんが出てきて「今日は何人?3人?」と言って、菓子パンを3個持ってきてただでくれた。こんなことしてたら全然もうかんないと思うのだが、ありがたく頂戴してその場で完食した。

駐車場まで舗装路を走っていると、突然眼に痛みが。タマネギを刻んでいるかのようなどうしようもない痛みで眼を開けていられない。アレグラを服用したのが朝食後だから3:30頃、効き目はもうとっくに切れていたみたいで、この痛みは花粉症によるものだったみたいだ。

バイクの性能の良さを実感できる一日だった。やはり、登りが多少つらくても、下りが安定している方が楽しいので、ヘッド角は 68°以下が良さそうだ。

このときの映像は後日。

Cane Creek バーゲン中

Cane Creek の直販サイトで、ただいまヘッドセットのバーゲン中、運が良いと靴下とかおまけを付けてくれるかも!

使いもしないのに、110 1 1/8" Threadless Headset - "2010 Model" を注文した。送料が USD25.99 とべらぼうに高いが、それでも送料込みで7千円未満。日本でもこの旧モデルは結構安く手に入るようだ。PDFで送られてきたインボイスを見たら、靴下Lサイズを1足おまけで付けてくれたみたい。

種類と色が限られているが、たとえば、上44ZS - 下49EC のテーパードヘッドチューブにテーパードコラムフォークを付ける場合は、ZS と 1.5 を買っても USD110 + 25.99 = 135.99、1万5千円足らずで110のテーパードセットが手に入る(上EC49 と 下ZS44 が余るので観賞用にでも)。

で、相変わらず受取人住所が不十分で、例によってUPSに訂正連絡をした。前回、住所3が無視されたので、今回は住所2に "1-2-3, Nishi-Sugamo" などと入力したのだが、残念ながら "1-2-3"が落ちた。

Sunrise late in the morning

月曜に有休を取ったので、普段より少し標高が高い山を走ってみた。6時半過ぎから道を間違えながら舗装路のアプローチを含め、3時間ちょっとの登り。前日の雨が所々に残り、ぬかるみは滑るし掘れるので降りて押して歩いた。頂上付近は木の根がこれでもかとばかり張り出しまくっていたので、 押し上げるのも担ぎ上げるのもなかなか骨が折れる。足場もあまり良くない。

なんとか頂上に着くと、物珍しそうに話しかけてくるハイカー多数。割と若い人(「山ガール」?)もちょっと驚いた様子だったが、この姿を見て「自分もMTBをやろう!」と思い立つ人は皆無だろうな。でも、私にしてみれば、下りの楽しみもなく山を登っても、山の価値は半減。13kgと、結構な重さだが、ただ山に登れと言われたらもっと疲れるかもしれん。歩きだと下りで膝が笑っちゃうし、足首がグキグキ言ってだんだん気分が滅入ってくる。

頂上から階段を徒歩で下り、さあここからは乗車率を上げていこう、と思ったら次から次へとハイカーに出会う。しつこい登り返しもやる気をどんどん削いで行く。
登り返しの手前で道を譲るべく、谷側ぎりぎりの位置で降車して待っていると、MTBにブチ切れたおばさんに三角の眼で睨み付けられた。
「いいです、怖いので先に行ってください、暴走自転車、40キロも出して、こんなところ軽車両が走って良いんですか?」と。
こっちは登りの一番下で完全に停車しているんだから暴走して突っ込むなど物理的にあり得ないが...。
しかし、彼女の気持ちはよくわかる。きっと停車もせずにそれなりの速度(たぶん40kmは無理だろう)を出し、ハイカー邪魔だどけ、とばかりに走り抜けるマウンテンバイカーのために危険な目に何度も遭ってうんざりしたのかもしれない。こういうことがきっかけで、MTB走行禁止の山が増えていくんだろうな。

こんなこともあって、登りの苦労の割には乗車率は低いし気分的にもあまり良くない山だったが、それを除けば悪くはなかった。木の根や岩・石・ドロップオフなどで道が結構荒れているので、短いながらも楽しめるところもあったし。まあ、もう一度行くことはないだろうけど。

昼前に駅前に戻ってきたので、物足りなさ解消のためいつものところへ向かった。峠までは排ガスにやられながら舗装路を上り、そこから この日 のおまけコースへ。ちょっと疲れていたせいかうまく走れず、これもまた消化不良気味になった。やけくそになってさらに 例の竹林 へ突入。もう、ゆるい登りでも乗ったまま進む気にならない。休んで呼吸と心拍数が落ち着いても、膝・腰・背中・肩・首が凝ってしまい、ほとんど歩いて進む有様。それでも、トレールヘッドからは、鬱憤を晴らすべく、ちょっとスピードを上げて走りきった。 やはりここは人が少なくて良い。今日この時間でも6人くらいしか会わなかった。しかも、ちょうど自分が減速したり休みたいところで。中でも、ご年配のハイカーの方々の先達さんは、その辺の地形や施設の説明をしていて少々興味をそそられたが、疲れのせいで挨拶を交わしただけになってしまった。立ち止まってどうしようか迷っているうちに、一行が道の脇に並んで、「走るの見学してるんで、どうぞ~」なんて言われると、もう行くしかないし。もちろん、「観客」の前で転ぶわけにはいかないから、いつも以上ののへっぴり腰でゆっくり慎重に下ったけど。次に会ったときには疲れていてもいろいろ話を聞いてみよう。

久々の Automatic 120 で K8

隊長主催のK8ライドに、久々の Automatic 120 で参加。久しぶりすぎて、フルサスの乗り方がよくわからなくなっていた。自走ゼロでいきなり下りというのは体も慣れておらず、どうにも勝手が違う。

見下ろせば「とんでもない」急斜面に突き出した岩と張り出した木の根。こんなところ下れるもんか、とややあきらめ気味だったが、慣れてくればHTよりだいぶ楽で、低速域で多少の不安定さはあったものの、特別難しいと感じる部分もない。こういうところはスピードに乗せて走り抜けてしまえば、多少のスキル不足はバイクが補ってくれる。低速で走る方がむしろ難しい。低速での安定感を身につければ、もっと楽しみの幅が広がるんだけど、残念ながらなかなかうまくならない。
まあ、スキル披露のために(?)、無闇にリアを滑らせるとか、そういうことは里山ではやるつもりはないけど。

深い轍で極端に速度が落ちたが、幸い掘れていない部分の幅が十分にあったのでそれなりに遊ぶこともできた。


道は広すぎず狭すぎず、谷川へ落ち込んでいるところもない。後半にあるちょっとしたスイッチバックスもガレ場も、やはり西伊豆と比べるとそれほど厳しくはない。Slacker#3には朝飯前かも。

ただ、やはり花粉には相当やられた。行く前からだいたい予想はできていたが、立ち止まればくしゃみが出るし、鼻も目も痛い。帰宅後しばらく安静にしていたものの、目ヤニがかなりたまっていた。これからしばらくはゴーグルが必要かもしれないな。

困ったのが、GoPro HD2 のカタカタ再発。今回は、ジッパーのタブが当たらないように注意していたのだが、非常に鬱陶しいノイズが大半の動画に録音されてしまっている。タブでなければいったい何なのか?ノイズがあるときとないときとの違いがはっきりしない。今週の土曜は雨なので、近所をひとっ走りして原因を探ってみよう。

Slackers Mini Weekender

Slacker #6 のナタジゴさん、#2のクルトさん、ナタジゴさんと同じ職場のyosiさん、私、の総勢4名でいつものところをいろいろなルートから攻めてみた(攻められてみた)。

前半は竹林へ向かうちょっとくさいシングル~1.5トラック、ここはいつももうちょっと、というところで終わってしまう。

後半はナタジゴさんおすすめのルートをゆるゆる上り下り。やはり普段走っていないところは新鮮で良い。特に、最後の狭苦しいシングルトラックが絶妙に走りづらくて楽しい。足下は木の根が張りだしている上に、木の間をすり抜けるようにして進まなければならない。初っ端からハンドルバーを引っかけて尿道にサドルを打ちつけたのはひみつだ。


先日の処置でGoPro HD2のカタカタは解消できたが、今日は途中から暑くなってジャケットのジッパーを下ろしたところ、タブがGoProの防水ケースにパタパタ当たっていたようで、非常に鬱陶しい雑音が録音されてしまった。そのため、せっかくの録画は大半が使い物にならなくなった。
ただ、幸いなことに、例のクソ狭い最後の下りは無事だったので、ジッパーを下ろす前に録画した部分と一緒につなげてみた。見ていると思い出してニヤニヤしてくるのだが、調子が悪いときに見ると気分が悪くなるかもしれない位の振動だ。

こんな楽しい道だが、残念ながらナタジゴさんのいうように、夏になると草ぼうぼうでまともに走れそうにない。

GoPro のカタカタ

先日のテスト撮影で気づいたのは、鳴り止まないカタカタ音。海外のビデオを見てもたいていこの音が入っているので、GoPro 特有のものかと思ったが、"GoPro Clicking Noise"とかで検索すると、ベースプレートとクイックリリースバックルに問題があることがわかった。早速手近な詰め物で対処したところ、見事カタカタノイズが消えた!

使用したのは、ワイシャツの剣先に入れるプラスチックの薄い板。たったこれだけのことで、あの鬱陶しいカタカタ音から解放される(はず)。次回に期待。
ただし、内部で鳴っているチキチキ音は分解しない限り解消しない。どう弁解しようと、こんなものは設計ミス。次期製品に期待するしかない。

[2012/06/25 追記]
もともと白い詰め物が付属するのだが、それはあまり効果が期待できない。特にヘルメットマウントで使うときは、衝撃を受けるたびにガツガツと結構なノイズが乗る。その場合は、白い詰め物を装着した後、マウント部の隙間にいろいろ詰めると有効。

GoPro HD2 テスト

GoPro HD2 のテスト。チェストマウントは安定していて、カメラを付けていることを忘れるくらいだ。角度調整も簡単で、初めてにしては予想以上にうまくいった。ただし、撮影した映像の半分以上にバックパックのストラップが映り込んでしまったのが失敗だったが、そもそもライディングが下手すぎてどのみち使えないからいいか。

ヘルメットマウントも人気があるが、顔を動かすたびに視点が大きく動く。特に横方向の揺れは映像酔いの原因になる。以前ヘッドマウントで撮影した映像を見て気分が悪くなったことがある。
ただし、チェストマウントでも立ち漕ぎすると体が上下左右に揺れるため、登り返しなどではかなりの技術がいりそう(私だけか?)。

それにしても、「赤い奴」はうまいなー。全然ついて行けてない。もうちっと路面の角度に合わせてバイクを倒し込む度胸があれば、もうちっと滑らかに走れるはずなんだが、もう一歩が踏み出せない腰抜けっぷりだ。

バイクもカメラもそろった。次は乗り手の技術だ(以前にも同じようなことを書いた気がする)。

使用したツールは、カメラが GoPro HD2 Outdoor Edition、動画編集ツールが Windows Live Movie Maker、動画変換ツールが Any Video Converter Free。MP4→WMV→MP4とかやってるんで無駄な感じが。すげー時間かかるし、何とかならんのかなー。


[2012/03/12 追記]
これくらいうまければ、ヘルメットの方が絶対に良い!


[2012/04/30 追記]
ヘルメットマウントを前面に設置して近所をひとっ走りしてきた。映像の揺れは比較的少ない。ただ、やはりぶつけやすいのと頭がかなり重くなるのが気になる。頭を振ったときの映像はカットすれば良いものの、この重さのことを考えるとどうしたものか。少しテストしてから考えよう。

SLX 2013 RD の外観が秀逸

bikeradar に掲載されている Shimano SLX 2013年モデル。RDが特に良い。XT 2012年モデルより良い印象。クランクは今ひとつで現行モデルの方が高級感があるが、完成車で見たらまた印象が違うのかもしれない。
今回の売りは 29er 向け "Direct Mount"。ホイールの脱着がしやすくなるだけでなく、シフティングの抵抗が減ることによって精度が上がり、また、フレームとディレーラーとの結合が強くなる、とのこと。たぶん26erでも使えるだろう。

その他、Ice-Tech 三層ローターおよびI-Specシフター・Shadow Plus RDの追加が行われている。

コンベンショナル(ダウンスイング)FDの改良(タイヤとのクリアランス増加)を、XTR/XT/SLXに適用、するそうだ。

ダストシールの音、解消

Slackline に入れてる Float 150RLC 2011 の音が気になっていた。舗装路のちょっとした段差を越えるときや、フロントから急激に荷重を抜いた時に「チュッ」と不愉快な音がするので、倒立5分その後エア抜いてストローク、なんてことをしたけど、一時的に良くなっただけ。山では全然聞こえないけど、やっぱ何とかしないと、と思いながら半年近く過ぎて、ようやく昨日「治療」を完了。

インナーチューブについた埃を簡単に拭き取り、ダストシールにべっちょりと FLOAT FLUID を垂らす。サグが80%位になるまでエアを抜いて、適度な早さで目一杯ストロークする。それを何回か繰り返したところ、ようやく理想としていた無音フォークになった。カシマのいやらしいギラギラも復活したので、次の走行が楽しみだ。
店の親父はローフリクションダストシールをしきりに勧めるけど、しばらくはこれで乗っていこう(とかいってやっぱりローフリクションが良いとか気が変わる可能性大、かな)。


[2012/04/26 追記]
と思ったら、ノイズ再発。某大親分の仰せのように、やはり2011年モデルの出すとシールはカシマコートとの相性が悪いのだろうか。

リハビリテーション(2), with Slackline 853

リハビリテーション第2弾として、今回は、ハードテールの Stanton Bikes Slackline 853 で走ってきた。

仕事の疲れがちょっとたまっていたためか、登りはちときつかったが、それでもなるべく歩かないようにしてみた。先週乗ったフルサスの Tomac Automatic 120 に比べると、(しつこいようだが)HTでの登りは難しい。サドルから腰を浮かせつつも、荷重が抜けすぎないように。これを、体力を消耗せずにやるにはどうしたらよいのかわからない。そこが当面の課題だ。

で、走ったのは元旦の走り初めと同じところ。処分場を回り込んで終点の竹林に向かう、非常に走り応えのあるルートである。MTBのパーツはほぼ同じだが、今回はサドルを登り向けの高さから変えずにいけるかどうか試してみた。結果、多少玉を打つことはあったものの、下りでケツを引く必要があることから重心が後ろになって、前ブレーキをためらいなく使うことができ、リアを1回もロックせずに走ることができた。急斜面で岩がごろごろしているようなところは難しいかもしれないが、このルートなら今後もこれで行くのが良さそうだ。
もっとも、こういう技術はたぶん常識で、人によってはそんなに後荷重にしなくても前ブレーキをうまく使えるのだろう。

前ブレーキを使う(使える)ようになって気づいたのは、BL-M988/BR-M985 の使いやすさだ。本当に少ない力で適切な制動を得られる。前世代(BL-M775とか)のときは、ブレーキレバーを引くという動作が常に意識にあったのだが、BL-M988は「速度を落とす」「止まる」という一連の動作の中で指を引いたらそこにレバーがあった、というような感じ。指1本で操作できる点が大きいのかな。

次回は、下りでMTBの性能に頼りすぎない走り方を意識してみよう。


そういや、今日もチェーン落ちが1回もなかった。K-Edge DIRT-3 の効果もあるのかな。Automatic は何度も落ちているので、そっちは要調整かな。


[2012/02/25 追記]
リアタイヤ(Continental Mountain King II UST)を見たら、ノブとノブとの間に刺し傷と切り傷が見つかった。対して深くもないのでエア漏れにはつながっていないようだが、ノブはまだまだ使える状態なので、何とかパンクせずに使っていきたい。

X-Fusion も 2013 年モデルのプロトタイプ(?)

pinkbike のこの画像、「super slick coating」とだけ書いてあるが色はカシマっぽい。MTB向けに鹿島を使えるのは Fox と KOWA だけだったはずなので、別のコーティングなんだろう。気になる。

X-Fusion のGMは Tomac のオーナー Joel Smith。念のため。

[2012/02/17 追記]
"Kashima look-alike" だそうで、予想通りカシマコートではない。

リハビリテーション

約1月ぶりの山走行。病気や仕事のためにろくな運動もせずに過ごしてきたから、まともに走れるかどうか心配だったが、意外と疲労感もなく、すんなり走り終えることができた。

フルサスに乗るのは3月ぶり。やはり登りは非常に楽だ。木の根を越えるときもケツをシートに乗せたまま行けるので、体重が抜けにくく後輪が滑りにくい。下りは、Slacklineに比べてストロークが30mm近く短いため相当慎重になったが、ここでもリアショックとフロントフォークがうまく連携したおかげで非常に安定して走れた。
もっとも、タイヤの効果もかなり大きかった。ちょっとした段差と木の根が入り組んだシングルトラックで、下りきったところで右に緩いターンがあり、そこでフロントが少し流れる感覚を覚えたが、タイヤがうまく踏ん張ってくれたおかげで転倒せずに済んだ。

ようやく、登りも下りもフルサスの方が楽だ、という感覚を思い出した。これが「乗らされてる」感の一つでもあって、このままフルサスだけ乗っていると確実にハードテールの技術が落ちていくんで、FS:HTの割合は3:7位にしておこう。


それにしても。コンデジで撮ると、写真の解像感みたいなものが足りない。一眼で撮ったのと比べるとぐっとくるものがないというか、等倍で見なきゃわからんとずっと思っていたが、実際に並べてみるとそうでもないことに最近ようやく気づいた。そろそろアレの投入時期かもしれない。

Slackline 853 Q&A作成

Stanton Bikes Slackline に興味を持った向けに、よく聞かれる質問などを「Slackline 853 Q&A」にまとめてみた。静的コンテンツで、いつでもトップにあるので、気になったときにどうぞ。不定期更新予定。

Slackline Ti は、6月頃に出るみたい

Stanton Bikes のDan によると、Slackline Ti は、3ヶ月くらいで発売できそうとのこと。
開発段階の仕様ではあるが、シートポストは30.9mmに対応、可変シートポスト用に内部ケーブルガイド付き、ヘッドチューブは1.125-1.5のテーパード、となるらしい。

素材がチタン合金なので、フレームの仕上げは無塗装に近いものになると予想。

チタンか...。興味はあるけど、高そうだし、扱いも面倒くさそう。

Slackline 853 入荷!

Stanton Bikes Slackline 853 の第2ロットが入荷したそうだ。予約注文が立て込んでいるせいで、最初の出荷はちょっと遅れる見込み。

でも、なんか「売り切れ」みたいな表示が...あるが、Dan によると、今日、「本当に」入荷したとのこと。

さあ、どんどん注文しよう!(できれば黒を)

Tomac 2012 小ネタ

ふと思い立って、Tomac2012モデルのリアショックがカシマなのかどうか、TomacのオーナーであるJoelに聞いてみた。とりあえず思いつくまま聞いてみた AutomaticとSnyper・Vanish・Primer・Supermatic.のうち、Snyper とPrimer・Supermaticはカシマだそうだ。JoelはX-FusionのGMでもあるから、ちょっと失礼な質問だったかな。
うーん、Snyper欲しい。

それにしても、Joelからの返事はいつも大変早い。メールを送るとほとんど1日以内に返ってくるし、平日の朝なら早いときは10分もかからない。まるでチャットをやっているような感覚。しかもいつも気さくで好意的な印象を受ける。フルサスバイクならTomacを推したくなる理由がこういうところにもある。

Wideopen Issue 17 に、Slackline の記事

Wideopen Magazine Issue 17の109~112ページに、Stanton Bikes Slackline 853 の記事。

Stanton Bikes Slackline 853 (15)

Stanton Bikes Slackline 853 のB級品が、Stanton Bikes から eBay に。サイズは16.5のみ。イギリス人体格で5フィート11インチ(だいたい180cmくらい)までに適合するそうなんで、興味のある方はぜひ!

[2012/01/24 追記]
セカイモンがeBay UK にも対応したとのこと。なんとタイムリーな!とはいえ、Slackline を買いたいと思うような人は、直接 Dan とUK→Japan発送の交渉をして eBay UK で落札するのではないか?

Stanton Bikes Slackline 853 (14)

昨年の11月末に注文したフード付きパーカがようやく届いた。Danによると、Slackline が非常によく売れているのと、いろいろとオーナー向けイベントをやっていたせいで多忙を極め、発送がずいぶん遅れてしまったそうだ。Slackline 853 がdirt 100に選ばれたと聞いて、Danに、遠回しに「くれ」といったところ、Slackline の紹介記事が掲載された号と一緒に、パーカに同梱してくれた。当初はTシャツも、と言っていたけど、まあいいや。

dirt 100 の選評としては、やっぱり「1台あれば何でもできる」というところ。自走でトレールヘッドまで登って下ってその後ジャンプしちゃうなんてのも可能で、1x10ギアにトラベル可変フォークなんか超おすすめ。「ハードテールはもう終わった」なんていう前にSlacklineに乗ってみろ、だそうだ。公式ページはこちら

dirt Mountainbike Magazine 118号では、見開き2ページにわたって紹介されている。趣旨はdirt 100とだいたい同じ、登りも下りもジャンプもマニュアルもターンも、全部これ1台で、といった感じ。シートチューブがもうちょい太くて、さらにハイトアジャストシートポスト用のダボがあればもっとよかった、とのこと。なお、この記事は、Tom Gaffney が pinkbike にアップロードした画像があるので興味がある方はそちらを。

ひさびさにStanton Bikesのサイトを見たら、フレームが売り切れになっていた。予想通り、次の入荷は1月下旬から延びて2月初旬となった。EU域外VAT免除になればもっと売れそう。色もあと2色くらいは欲しい。白とオレンジ、とか。いや、色以前に細かい作りの品質向上が必要かな。ISCGタブをBBシェル断面に対して平行に溶接するとか、BBシェルの精度を上げるとか...。同じ台湾製フレームでも、Tomacのほうが品質は良さそうだ。


[2012/06/17 追記]
dirt 100 の徐々に Web 版が公開されているのを忘れてた。記事はこちら。dirt 100 には、Curtis Bikes の DH なんてのもあるが、Curtis のサイトにはみあたらない。ヘッドアングルがなんと 64度とのこと。定価は GBP 699.99から、となっている。日本では1ポンド=250円+送料+αくらいの価格設定なので、20万くらいになるのかな。GBP 400(+送料)のSlackline 853 は、ISCGタブや塗装の具合が正規で取り扱えるような品質じゃないけど、Curtis の価格設定、私には未だに謎。
私なら、鉄フレームに20万も出すんなら、Slackline やら NS Bikes Surge とか Cotic BFe くらいのフレームを買ってパーツに金かけたい。あるいは、ちょっと足してアルミのフルサスを買う。あるいはせいぜい Chromag Aperture か。これも9万近いので対して安くないけど(品質はかなり高そう)。

実をいうと、最初は Aperture が欲しかった...。Aperture が気になる人は一度店で見てみるのおすすめ。細部の仕上げまで非常に良く、あれこそ高品質台湾フレームと言うべき仕上げだ。ちょうど Slackline みたいな青が欲しい時期で、ターコイズブルーの Aperture には手が出なかった。

SLX が絶賛されている

pinkbike の記事で、SLX が絶賛されている。SLXのキャリパー(BR-M666)は、同じ構造のXT(BR-M785)に比べて剛性が低く、ブレーキングによってキャリパーが「開く」という話もあるんで意外だ。

ところで、このタイプのブレーキセット(レバーとキャリパー)に関するちょっと困った情報が3つほど。

1つ目は上で書いたSLXの「開く」キャリパー。実際に使ってみたわけではないので分からないが、仙台のショップ Dimension 店長が書かれているブログによると、明らかに違うらしい。

2つめはオイル漏れ。こちらは、仙台の方のブログから。あれ、また仙台か。XTレバー(BL-M785)周辺から盛大にオイルが漏れているそうである。先の pinkbike の記事では、シマノのブレーキは寒くなるとオイル漏れが発生するというコメントが散見される。もしかしてシマノは伝統的にシールの出来が悪いのか?

3つ目もオイル漏れ。こちらは私が購入したXTRキャリパー(BR-M985)のピストンから漏れた。最初に使ったときから効きが異常に悪かったが、その頃はよく分からなくて、「XTRって、こういう効き具合なのか!」と驚いたり。使用開始から数週間後にようやくオイル漏れが原因とわかり、シマノへ電話後、送付。なんと、大阪から中1日で新品が送られてきた。ということは、ロット不良が発生していたのかもしれない。パッドにオイルを供給してれば効くわけないよなー。

開くのも漏れるのも、初期不良だとしたら、もうしばらくしてから買った方がいいんだけど、そもそもシマノの品質管理に疑問を感じる。

伊豆ツアー

だいぶ遅くなったが、1/7~1/9 の伊豆ツアーの報告。カメラを自宅においてきてしまったため、残念ながら現地の写真は一枚もない。
左の写真は、私の頭の代わりになって壊れたヘルメット。一見すると問題なさそうだが、もう一度同じような衝撃を受けたときにはこちらの頭がやられるはずなので、残念だけど廃棄。よく見たらバイザーが真ん中から割れてる。

現地では、Slacker#3氏夫妻宅に転がり込み、暖かい寝床とうまい飯の接待を受けた。トレールの選択だけでなく、駅への送り迎えもすべて任せっきり。自力では鉄道があるところしか行ったことがないので、山がどうなっているのか全く想像もできなかったが、車があれば何とでもなりそうだし、険しいとはいえ山は走れば非常に楽しい、飯はうまい、温泉もある。おまけに人が良い。とにかくSlacker#3氏夫妻には本当に感謝している。

本番の2日目は、午前中は#3氏と2人(最初ちょこっとだけ#3氏父も)で、感じの良い農家のおばちゃんにみかんをもらったりしながら足慣らし、午後からはさらに地元ライダーY氏C氏を加え、4人で割と本格的なトレールへ。年末から今までになく体調が良く、登りで疲れても少し休めば回復してしまったため、あまり先のことは考えずにぐいぐい登っていけた。不思議なこともあるもんだ。

トレールヘッドからいったん緩く下って、後半は岩ごろごろのスイッチバックスてんこ盛りのシングルトラックへ。「こんなところ走れねーよ!」などと頭の悪そうにわめきながら下っている途中、久々に前転。顔の半分くらい大きさがある岩に前頭部から突っ込んで、だいぶ首を痛めた。頸椎の軽い捻挫と自己判断し(実際は両膝および右肩打撲もあったんだが)、再び下りへに。
そこから先はクラッシュすることもなく、暗くなる前に下山完了、そのまま温泉へ。派手な転び方をした割りに軽く済んだのはこれのおかげかな。MTBで山を走ってその後温泉なんて、実にうらやましい!この日はさらに地元のうまい魚料理も食えたし、もう何も思い残すことはないな。

最終日は#3氏・Y氏とともに半日の締めくくりツアー。#3氏も私もあちこち傷むので、車で上まで行き、そこから林道をふらふら、最後に前日の午前中に走ったコースでおしまい。


ともかく、伊豆は本当に良かった。楽しい山、うまい飯、温泉、感じの良い人。大切なことなので繰り返し書いてみた。


伊豆最高!

もう一回走り初め(長瀞)

今日は長瀞で走り初め。初心者も含めていろいろな人が来るのかと思っていたら、男ばかり5人、そのうち1人はXCの鬼(大滝上位入賞者)という正月早々暑苦しい(?)結果となった。
全員そろうまで時間があったので、岩畳にバイクを担いで運び、何枚か写真を撮ってみた。結局いつもの角度から、あまり代わり映えのしない絵になった。

朝、いつものように雑談を交わし、10時過ぎから宝登山山頂を目指して自走。どれだけきついのかと少々不安に思っていたが、去年の奥多摩に比べれば1/3くらいだった。とはいえ、あくまで比較の問題であり、登りが苦手な私にとっては休憩なしではとても登り切ることはできなかったし、登る速度は歩いた方が早いくらいだった。

今日は快晴、ペダルを漕いでいるとすぐに体が温まる。ベースレイヤーとアウターの組み合わせがいいのか、汗が結構早く蒸発するので、体があまり冷えない。道は砂利道で、多摩やツアーで走っている山みたいに、木の根や石ころだらけのところとは違うので、舗装路感覚でひたすら登っていける。短いチェーンステーと150mmフォークの組み合わせでもなんとか登れる姿勢がだんだん分かってきたので、多摩でも試してみよう。



山頂から下りの写真は夢中になって取り忘れた。神社へ続く参道がなかなかいい感じで、ここ走れるかな?というくらいの狭い階段脇斜面を一気に下る。それを3回ほど繰り返すと、アップダウンが続く普通のシングルトラックが始まるが、今日はハイカーが多すぎて思うように進めず、せっかくの下りも途中で諦めることになった。とはいえ、迂回路の短いシングルトラックもかなり楽しめたのでよしとしよう。

それにしても、かなりのオールドスクールバイクで全行程をこなしたTさんには感服。80mmくらいの骨董品級フォークに、ほとんど効かないリムブレーキで、にこにこしながら下りきってしまった。フォークが完全にボトムアウトしてゴツゴツいう音に、こっちの方が不安になるくらいだった。





走り初め

走り初めに行ってきた。
このコースは初めての福生で道を間違えて大変な目に遭ったところ。今日はGPSの使い方にも慣れてきたし、迷うこともなく、さらに前回よりずっといい感じに走れた。
特に、周回ルートのトレールヘッドからが非常に良い。序盤は割とスピードの出るシングルトラックが続き、中盤には木立を抜ける狭いシングルトラック、終点付近には竹林があったりと、トレールだけでなく景色も変化に富んでいて楽しい。終点から都道へ抜ける途中にはこんなへんてこな建築物もある。
逆方向から行ったりすると、ここの舗装路を延々と登る羽目になるし、竹林もひたすら登りになるので苦しみ以外何もない。

Lewis LHTというTrickstuff Maximaそっくりさん

 Lewis LHTというTrickstuff Maximaそっくりさんがちょっと話題になってるみたい。 某代理店等は普通に紹介してたけど、「Trickstuff Maximaインスパイアード」「Trickstuff Maxima系」くらいは言っても良かった気がする。日本ではさほ...